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カーボンハンドルより軽い上に価格も抑えられたスカンジウム製の超軽量ハンドル、KCNC「SCフォース」をインプレッション
坂バカスタッフRYOです。
ロードバイクの軽量化の中でも、バイク上部にあるパーツの軽量化は特に効果的です。
重心が下がることで安定感が高まり、ダンシングやスプリントで車体を軽く振れるようになります。
KCNCのコストパフォーマンス抜群の、ハンドル、ステム、シートピラー「軽量化三種の神器」。
この記事では、ハンドルのSC FORCE 「SCフォース」を詳しくご紹介します。
スカンジウム合金製で軽くても剛性十分
31.8mmクランプ、400mm幅で、実測重量は222g(!)
スカンジウム合金製なので剛性も充分。
と同時に希少な素材なので価格も上昇します(笑)
それでも、これと同じくらい軽量なハンドルを買おうとするとカーボンになりますが、値段は倍になってしまいます。
こんなに軽かったらフニャフニャで剛性が足りないんではという不安が浮かびます。
しかし驚くことに剛性不足はまったく感じません。
試しにブラケットを持ってグイグイ体重をかけてみましたがかなり高剛性です。
少なくとも6061アルミを使ったこれより重量級のハンドルを超える剛性は確実にあります。
「攻め」のライディングを目指す人にアナトミック形状がオススメ
ハンドル形状はデダ社のアナトミックとほぼ同じ。
コンパクトなアナトミックシャロー全盛の最近ではあまり見ない形状ですが、私は昔から好きです。
00年台では定番だったハンドルで、選手で言うとボーネンやバルベルデも使っていました。
取り付けは最近のアナトミックシャロ―ハンドルがハンドル上側とブラケットが真っ直ぐになるようにセットするのとは違い、ハンドル下側ブラケット上部が平行になるように取り付けるのがおすすめです。
①スプリントでパワーをかけやす
下ハンドルのアール(カドの部分)を握ると、クラシックな丸ハンドルのようにハンドルをガッチリとホールドできます。
②下ハンドルで楽に巡航できる
下ハンドルのエンド近くを握ると、微妙にアールが人差し指にあたり、上体が安定します。比較的リラックスできるポジションです。
③ブラケットも快適
ハンドルとの段差は比較的小さく、手が痛くなりにくいです。
④ポジションにメリハリがつけられる
リーチ、ドロップともに大きめ。つまりスプリントを重視して下ハンドルを遠めにセッティングしても、フラット部はリラックスした近めのポジションになります。
費用対効果の高い軽量化としてだけでなく、名選手に愛されたハンドル形状が超オススメです!!
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