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SDA王滝をグラベルロードで走る山中真選手
レースバイクとなる「グレード カーボン」を紹介
GT GRADE カーボンをSDA王滝のレース仕様に変えました。
皆様の参考になればと思いblog更新させていただきます。
GT GRADE カーボン完成車、そのままで何故走れないのか?
スプロケットをワイドレシオ化
完成車仕様だと、一番小さいギアで34×32になります。
オンロードとは違い、山のオフロードに入ると足に掛かる負荷が変わってきます。
オフロードは路面が悪くなるほど、トラクションコントロールが必要になり神経を使いながらバイクを進めなきゃいけません。
余裕のないギア比でレースになると激坂、登りで足をつき乗れない、後半疲れた時にギアが足りずバイクから降りて歩くといったことにもなりかねません。
そういったことを考え、リア スプロケット 11-32T→11-42Tに変更しました。
(クランクの交換は今回しませんでした)
スプロケットが最大42Tになり、ディレイラー変速の許容範囲外になった為にディレイラーハンガーを延長して対応しました。
ディレイラー交換で対応可能ですがハンガー延長の方が簡単で安価で済みます。
ディレイラーハンガー延長に伴い変速性能は少し落ちますが、シクロクロスのように変速回数が少ないグラベル、王滝のような場所ならば問題ないレベルです。
バーテープで下り対策
下りの対策としまして、下ハンドル部分のバーテープを二重巻きにして振動吸収性を高めました。
よりバイク安定をさせることを考えて下ハンドルを使用して下ることにしました。
シリコン製のバーテープ ESl Gripsを使用しています。
デュアルコントロールレバーブラケットを握って下ることも考えましたが下りが長い王滝では握力がもたないと判断しました。
ALEXRIMSワイドリム&IRCワイドタイヤ
ホイールはALEXRIMS BOONDOCKS 3
リム幅の広いモデルを使用。
今回、IRCタイヤさまからも発売前のタイヤ『BOKEN 36c』を用意してもらいました。
BOONDOCKS 3とBOKEN 36cとの相性はばっちりで、エアーボリュームも増えリム打ち対策、パンクリスクを軽減できます。
王滝のような路面が硬いコースではエアー圧は高めの方がいいと思います。
自分は2.8k前後で走ります。
GT GRADEは35cまでのタイヤが入る設計になっています。
今回、IRC BOKEN 36cはクリアランスはギリギリですが走行には問題ありません。
タイヤメーカーによって入らない場合があるので気を付けてください。
その他ロングダートならではの対策
シートポスト、ステム ハンドルの取り付け部分にはカーボングリス(ザラザラしたグリス)を使用してシートポスト脱落、ハンドル角度が変わらないように対策しています。
下りではチェーンが暴れチェーンステイに傷、割れが起こらないようにチェーンガードをしました。
自分はGT GRADEとの出会いがあり王滝をGRADEで走ってみたいと思いました。
一番大切なことは信用できるバイクに乗ることです。
山中 真(やまなか しん)
セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。
主な成績
・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 SDA王滝 5月 100km 4位、11月 120km 4位
・2016年 東海シクロクロス シーズン成績 2位
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝
ブログ
http://blog.livedoor.jp/sevenride/