ALEXRIMS「ALX473EVO」インプレ by 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)

ALX473EVOを前田公平選手がインプレッション

弱虫ペダルサイクリングチーム 前田公平選手に、ALEXRIMS ALX473EVOをインプレして頂きました。

 

アレックスリムズ ALX473EVO

ALX473EVOは、1460gの軽量性を実現したオールラウンドに使えるロードバイク用アルミホイールです。

詳細はこちらのブログでもご紹介しています。

 

前田公平選手

チーム:弱虫ペダルサイクリングチーム
生年月日:1994.06.15
体重:60kg
戦歴:

2012
アジアMTB選手権大会ジュニア:優勝

2013
全日本MTB選手権大会U23:4位

2014
全日本MTB選手権大会U23:3位
全日本シクロクロス選手権大会U23:2位

2015
全日本MTB選手権大会U23:3位

2016
全日本シクロクロス選手権大会エリート:2位

2017
全日本MTB選手権大会エリート:3位
全日本シクロクロス選手権大会エリート:3位
実業団Jエリートツアー:11位

MTB XC出身で登りを得意とするライダーです。MTB特有のトルクを掛けて踏み込むペダリングが特徴で、普段のロードレースでは剛性の高いアルミスポークのアルミホイールを使用しています。

 

全体的な印象はどうでしたか?

まず、乗り出して軽さを感じました。1460gという各メーカーのアルミクリンチャーホイールのハイエンドと肩を並べる軽量さは、漕ぎ出しの軽さや登りでの軽さで感じました。

それでいて、30mmハイトのセミディープ仕様ということから巡行もこなせる、オールマイティに使うことのできるホイールだと感じました。

ワイドリムに25Cタイヤの組み合わせによるエアボリュームもあり、とても快適に走ることのできるホイールでした。

 

良かったところを3つ教えてください!

①ワイドリム設計

このクラスの軽量アルミホイールだと、薄い軽量アルミリムの弊害で横方向の剛性が足りずに、コーナーでアウトに膨らんでいってしまうものも多いです。そうすると狙ったラインをトレースし辛く、予期せぬトラブルを誘発したりします。

ですが、ワイドリム設計で横幅のボリュームを持たせることで、横方向のGに対する強度が確保され、コーナーで膨らむという事は起こり辛かったです。山の下りも安心して走れますね。

 

②1460gという軽量さ

1500gを下回る軽さは武器になりますね。全体のバランスだったりと重要な要因は他にも在りますが、同価格帯のホイールと比べると圧倒的に軽いです。ホイールの軽量化は他のパーツを軽量化するよりも顕著に走りに現れます。

アルミクリンチャーホイールという事で使い勝手も良く、30mmハイトのセミディープによるエアロ効果と軽量さを両立しており、登りも平坦もこなせるポテンシャルの高いホイールだと思います。

 

③コストパフォーマンスの良さ

この価格でこのスペックは非常にコストパフォーマンスが良いです。スポークもエアロ形状のステンレススポークを用いる抜かり無い仕様です。コスパが良いというありきたりな表現しか出来ない僕の語彙力の無さが露呈してしまっていますが、本体価格5万円以下のホイールとなると選択肢がかなり減ってしまう中で、とても有力なホイールだと思います。

 

どんな人にオススメですか?

乗り味がしなやかなので、体重の軽い方やケイデンスで走る方にとても合うと思います。硬めのフレームと組み合わせてもいいかもしれません。

ロードバイクデビューをし、完成車の標準仕様からのグレードアップを考えている方にオススメできますね。値段もお手頃なので手を出しやすいのではないでしょうか。

また、通勤からトレーニングまで、日頃がっつり乗られる方にもお勧めです。セミディープで扱いやすいので普段から使うのにもってこいだと思います。