坂バカスタッフRYOです。
最近まで携帯工具はキーホルダー型のものをカギと一緒に付けて持っていました。
でもさすがに小さすぎて、トルクが必要な箇所は苦労していました(笑)
最近、アーレンキーで脱着するスルーアクスルのバイクを導入したこともあり、しっかりとした携帯工具を用意することにしました。
条件はとにかくコンパクト!コンパクト!軽さもそこそこ欲しいです。
あとは最低限のトルクを掛けられるものであればOKです。
クランクブラザーズ マルチ5
ロングセラーの定番「マルチ」シリーズの最も機能が少なくてコンパクトなモデルです。
六角 3/4/5/6mmと、プラスドライバーの5機能に絞られています。
普通の工具並みにトルクを掛けられる携帯工具の中で一番コンパクト
マルチシリーズの特徴として、長さが90mmとそこそこあります。
形状的にも手に馴染むデザインで、普通の六角レンチ並みにトルクを掛けることができます。
ゴールドの部分に滑り止めのギザギザ加工もされているので、グローブを着けたままでも使えそうです。
ライド時に必要なタイヤレバーや予備パーツはこのバイシクルクラブ誌謹製のケースに入れています。
これがコンパクトさにこだわっていた理由だったりもします(笑)
すっぽりと完璧に収まりました。
写真を見ると分かるように、左右は六角部分がはみ出て少し厚みがあります(19mm)が、中心部はペンよりも薄い(8mm)くらいです。
さらに、機能を絞っているので幅は31mmとコンパクト。
こういったケースに入れたときの収まりは思ったより良いです。
実測:縦90×横31×厚み19(最大),8(最小)mm
重量は実測85gと意外にも(?)公称重量とピッタシでした。
この85gというのは携帯工具の中では結構軽い方だったりします。
マルチシリーズは軽さを狙った携帯工具ではありませんが、マルチ5は機能を絞っているため軽量です。
買うまで気付かなかったのですが、ゴールドのサイドケース部分はスチールではなく、軽量な6061-T6アルミです。
機能を絞っても問題ないのか?
現代のロードバイクで使われているボルトのサイズって実はほとんど4/5/6mmだけだったりします。
これがあれば、ほとんどのトラブルには対応できますし、ポジション調整も可能です。
私のFelt VR3を見てみましょう。
このステムに使われている4mmがおそらく最も使用頻度が高いです。
ディレーラーのワイヤー固定。
ディスクブレーキキャリパーの固定。
リムブレーキも、ブレーキシュー固定ボルトは4mmです。
5mmも使用頻度が高いですね。
高めの締め付けトルクが必要な箇所で使われています。
ブラケット角度は5mmで調整可能。
ディレーラーの固定はフロントもリアも5mm。
ロード用リムブレーキキャリパーの固定も5mmです。
6mmは最近のロードバイクで使われることは少なくなっていますが、私のスルーアクスルは6mmです。
シートポストやステムで使われていることもあります。
3mmはめったに使いませんが、ビンディングペダルの固定力調整ができたりします。
プラスドライバーも付いているので、ハンガーを曲げたりしても対応可能です。
ドライバーは自転車本体ではなく、ライト等の小物によく使われているので必要ですね。
欠点としてはトルクスレンチが機能にありません。
ステム等にそれが使われているバイクであれば、多機能なグレードを選ぶことをお勧めします。
それ意外であれば、ほとんどのトラブルや調整に「マルチ5」で対応できるんです。
細部に注目すると、コダワリが見えてきた
各六角の間にワッシャーが挟まれています。
おかげで工具の開閉がスムーズです。
六角のサイズが刻印されているので、必要なサイズをすぐに使えます。
六角の素材も6150高張力スチールと頑丈なものです。
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