ベルザスピード50とは、一体どのようなクロスバイクなのでしょうか?
1カ月の間、通勤やプライベートのサイクリングでフル使用したワタシの結論は、スピードが出て、乗り心地が良く、乗車姿勢が楽な、
「シティサイクルやママチャリから一歩スポーティに踏み出す為に最適なクロスバイク」
と、誰に聞かれても自信をもって答える事ができる、そんな自転車でした。
~超高速型クロスバイク、ではない~
クロスバイクを買おうかなと考え始めると「どのくらいのスピードで走れるのだろう?」という好奇心が少なからず湧いてくるかと思います。
ベルザスピード50は、20~25km/h前後を心地よく走ることが出来るクロスバイクです。
これは商品ページのベルザ開発ストーリーからも伺えますし、実際に乗った私の感覚でも同様の印象でした。
色々なメーカーの色々な車種を比較すると大きな差として感じられる部分は見た目の印象、すなわち『フレーム形状』ではないでしょうか?
見た目的にホリゾンタル(地面と平行なラインがある)フレームが好きだという方もいれば、リラックスした姿勢で乗れるスローピング(傾斜がある)フレームを選びたいという方もいますよね。
ベルザスピード50は見た目の通り、スローピングがとても深いフレーム形状です。
これには乗車姿勢を楽にする(上体が起きる)という狙いと、サドルの突き出し量を最大に取れるようにして細かい振動を散らすという効果を狙っています。
上体が起きると空気抵抗が増しますので、一般的に言えば加速域に限界があります。
ママチャリの平均速度が一般的に10~15km/前後ですので、そこと比べれば爽快なサイクリングを楽しんで頂けることは間違いありません。
ベルザスピード50はスピードを追求したい関心が高い方には、もしかしたら物足りないと感じられてしまう可能性はあります。
30km/hのスピードで思いっきり走りたい!と考えられている方には、空気抵抗や路面の摩擦抵抗などを低くして走れるロードバイクタイプをお勧めします。
→FELTが提唱する究極のエアロフレーム採用『AR』の紹介はこちら
~スピードと乗り心地の融合~
ここまでスローピングが深いシルエットでしたので、事前知識から正直なところスピード面であまり期待はしていませんでした。ですが、乗り始めてペダルを踏んでクランクを回してみると、ベルザスピード50は小気味よくグイグイ加速して行ってくれるのです。
なるほど、この辺りがFELTのロードレーサーであるFRの開発過程で完成した新しいシートステーテクノロジーの採用を感じさせる部分なのだなと感じられます。
踏めば踏むだけ加速の反応性を体感できるはずです。
つい楽しくなってしまって、普段着で荒川の河川敷で15kmの軽く汗ばむ程度のサイクリングに行ってきましたが、その時に記録した平均速度は28km/hでした。クロスバイクの速度域としては十分な結果だったのではと思います。
シルエットから想像していたスピード感を軽く超える事ができて満足しているワタシでしたが、更に満足感を高めてくれたのは乗り心地の良さと乗車姿勢の楽さでした。
172cmの私がチョイスしたのは身長に対しては少し小さめの510mmのフレームサイズです。ベルザスピード50はサドルの突き出し量を大きくとれるように設計されていて、この突き出し量が大きいほど『しなり』の効果を引き出しやすいと考えました。
狙いはドンピシャで、引き出しの限界線付近まで大きく突き出させたサドル位置と、超極細のシートステー、さらにゲル内蔵のぷにぷにデフォルトサドルや32Cの太めのタイヤが見事にマッチングして路面の振動を最大限和らげてくれます。
乗車姿勢に関して言えば、ママチャリやシティサイクルを扱うときの姿勢と大きく差はなく、少しだけ前傾姿勢になる程度でした。専門的に言えば、ヘッドアングルを1度寝かせて、シートアングルは1度立て、BBも10mm下げていることに起因しているようですが・・・。分かりやすくいえば、首や肩が凝りにくく、且つ腰やお尻に負担も掛かりにくい丁度いいフォームでサイクリングを継続できる楽しさを設計上に組み込んでいるという事です。
コンセプトとしてスピードと乗り心地の融合を見事に果たしている、ベルザスピード50はアルミフレームのパイオニア、フレームの魔術師の異名を持つ創設者ジム・フェルトの本気を体感できるクロスバイクです。
通勤通学、街乗り、10~20kmのサイクリングをこの1台で叶えてくれること間違いなしです。
※172cmで510mmのベルザを使用するのは、本当にギリギリな選択です。175cm以上ある方、もしくは足の長さに定評のある方は540mmのフレームサイズをお選びください。
~ベルザでスポーツバイクはじめませんか??~
他にも良いなと思った点を挙げるならば、クロスバイクにしては珍しいフレームの中にケーブルを内装出来る構造になっている事を推させて頂きます。
これは見た目のスッキリ感によるメリットも大きいですが、実用面的には金属のワイヤーが錆びにくく、且つフレームの掃除がしやすいので、購入当時の良い状態を長く保つことができます。(定期的な点検を自転車屋さんにお願いすることで長く愛用して頂ける逸品です)
ディスクブレーキモデルのクロスバイクも最近増えてきていますが、Vブレーキのベルザスピード50でサイクリング用途としては必要十分。メンテナンスコストも抑える事が出来ます。
実際にワタシが1カ月間乗り回して感じた感想を含めて色々ご紹介してきましたが、ベルザスピード50は本当に、
『ママチャリやシティサイクルからスポーツバイクデビューをしたい方に自信を持ってお勧めできる丁度いいクロスバイク』
です。
サイクリングを1時間行ったときの消費カロリー目安は250kcalですので、乗るだけでご飯がおいしく気兼ねなく頂けます。
また、身体に掛かる負担量はランニングに比べて3分の1程度で済み、膝などの脚の故障も引き起こしにくいので生涯スポーツにされる方も多いですよね。
自分の健康は自分で守る意識が今後益々高まってくる世の中の方向性を強く感じますので、この記事を読んで頂いた皆さま、是非スポーツバイクでサイクリングデビューを、
色々と丁度いいベルザスピード50でご検討ください!
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ワタシこと、ヤスモトでした。
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