FELTのVRカーボンにドロッパーポストを取り付ける

こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
今回は自転車通勤に全く必要のない物の取り付けにチャレンジします。
お名前は「ドロッパーポスト」シートポストが伸びたり縮んだりするパーツです。
MTBでは随分前からありますが、最近はグラベルロードのトレンドもありドロップハンドルへの装着も海外を中心に増えてきました。

シートが上下することで、登りは効率よく足を回して、下りは安定して走ることができる優れもの。
フェルトのVRに取り付けられるかやってみます。

取り付けバイク:FELT VR 3 カーボン 2017年モデル
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2017/vr3/

 

ドロッパーポストの取り付け

取り付けるのは27.2mmのポスト下からケーブルが伸びるフレーム内装式リモートタイプのドロッパーポスト

VRカーボンはDi2と機械式の両方に対応できるので、ヘッドチューブ側のケーブル入り口が4か所あります。(リアブレーキ、Rメカ、Fメカ+DI2)
Di2が入る穴が余っているので、そこを利用します。
カバーはゴムのグロメットで塞がれているので、外します。

カバーを外すとゴムのグロメットが交換できるようになります。
このままこの穴を使って、リモートケーブルを通します。

これでヘッドチューブ側のルーティングはOK。
別売でシフト用のグロメットがありますので、しっかり防水したい方はそちらをご利用ください。グラベルロード フェルトVR ドロッパーポスト 取り付け FELT ヘッドチューブのルーティング

次はBB付近のケーブルルーティングです。

 

クランクを取り外して、BBの防水カバーを引き抜くとヘッド側から入ってきたリモートケーブルを引き込めます。
ダウンチューブからシートチューブ上端まで障害物は無いので、そのままケーブルを引き回せます。

ダウンチューブからシートチューブへはかなり角度がきついので、シート側からインナーケーブルを通してガイドにするとスムーズでした。

ケーブルの取り回しは難しいですが、スムーズに取り付けは完了・・・と思いきやレバー取り付けでつまづきました。

フラットハンドルのにぎり径は22.2mmなのですが、ドロップハンドルのにぎり径は23.8mmでサイズが違います。
大半のドロッパーポストはMTB用に設計されているので、付属するレバーの対応外径は22.2mm。リモートレバーの取り付けにはドロップハンドル用のレバーが必要になります。
PNWコンポーネントなどで販売されています。↓
DROP BAR LEVER
とりあえず、私は31.8mm>>22.2mmのアダプターがあったので、無理やりハンドル下に固定しました。

 

ということで、フェルトのVR3にはドロッパーポストが無事取り付けられました。
VRはエンデュランスロードなので、グラベルをガンガン走る用途ではありませんが、ドロッパーポストがあると走りの幅が広がりますね。