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GTのスピードバイク VIRAGE COMP
こんにちは、カスタマーサービスのカマタです。
伝統の名車「VIRAGE」 が復活したので、そのご紹介をしたいと思います。
VIRAGE/ヴィラージュ
快適な乗車姿勢と乗り心地を備えたフィットネスバイク
スローピングフレームとディスクブレーキでタフなイメージに仕上がっています。
エルゴノミックグリップ採用
長時間の乗車でも手のひらがしびれにくくなっています。
レーシーなサドル
サドルは比較的レーシーなものが付いています。
適度なクッション性もあり、快適性にも配慮しています。
広めのハンドルバー
MTBがメインのGTだけあって、ハンドル幅が広いです。
コントロール性が抜群ですが、個人的にはもう少し狭くてもいいかなと思いました。必要であればカットすればいい部分なのでここは乗りながら調整していきたいところですね。
セミインテグラルヘッド
フレームはベアリングが内蔵されるタイプになっていて、フォークとのつなぎ目のデザインがスマートです。
安心のシマノ製の変速回り
変速回りは安心のシマノ製を多用しています。
クランク、前変速機(FD)
後変速機(RD)
ディスクブレーキ搭載
前後メカニカルディスクブレーキを搭載。
天候によらず安定した制動力を発揮してくれます。
メンテナンス時に困らないフルアウターケーブル
ワイヤーがフレーム内部を通らず、全てアウターケーブルでおおわれているので、インナーケーブルが傷みにくくなっています。
700×32Cタイヤ
ヴィットリア社製の32ミリ幅のスリックタイヤが付いています。
転がり抵抗が少なくかつエアボリュームもある快適なスピード走行にちょうどいいタイヤ幅です。
フォークのクリアランスは広くない
タイヤ幅を変えようと思っても、フォークの幅がそこまで広くないので、42Cだとタイヤメーカーによっては干渉しそうです。
ここは現物合せで合うかどうかという話になってきますので、ご注意ください。
フェンダー、キャリアの取付はどうか
フロントフォークのエンド部分にはフェンダーのステーを止める台座らしきものが見えます。
しかし、フォーク部分にはステーを止めるネジ穴が空いていないので、フェンダーは普通にはつけられないですね。フォークからステーを伸ばしてつけるキャリアもつけられないですね。
*2017/8/30追記 裏側にネジ穴が開いていることを確認しました。フェンダーの取付は出来そうです。
リアはどうか
エンド部分にはキャリアとフェンダー両方のネジ穴があります。
シートステーにはキャリアダボがありました。
これでキャリアはクリアできそうです。
シートステーのブリッジの部分にもネジ穴が開いています。
フェンダーの吊金具を使って固定が可能です。
チェーンステーのBB付近には、フェンダーを固定するダボ穴と、センタースタンドの台座が用意されています。
サイドスタンドを使うよりも台座が用意されているので、こちらを使った方がスマートでしょうね。
気になる乗り心地
①軽い走行感
思った以上にスピードが出て、快適に乗れるバイクだなというのが最初に漕ぎ出した印象です。
②高い安定感と快適性
次に感じたのは、安定感と快適性です。
これはGTの「トリプルトライアングル」のおかげです。
シートステーが細くて長いので、衝撃をしっかり吸収してくれます。
そしてシートステーがシートチューブを挟み込むように外側に広がっているので、安定感も増しています。
フレーム素材はバリバリのレース系で使われる7000番のアルミでではなく、快適性も重視して6061アルミを採用しています。
その他のポイント
シートクランプはネジで固定するタイプで盗まれにくいです。
カラーが色褪せるよという注意書きがあります。このカラーにはネオンカラーと呼べるカラーは使っていないですが、長く乗っていると褪色する場合があるので、ご了承ください。
「VIRAGE」の歴史を調べてみました。
カスタマーサービスでは古い型式のバイクについての質問がやってくることがあるので、結構古いカタログがあるんです。
そこで調べてみたところ、1997年モデルのカタログに載っているのを発見しました!
「7000系アルミフレーム採用のGTクロスバイクの最高峰」
とあります。当時の価格でなんと¥108,000
かなりのハイエンドクロスバイクだったんですね。
カタカナで「ビラージ」とありますが、読み方を調べると、
「ヴィラージュ」が正しいようですね。
GTならではの「ボールバーニッシュ」仕上げがクールです。
まとめ
快適な乗車姿勢と乗り心地を備えたフィットネスバイク
ヴィラージュはGTの伝統的な名称を与えられた、最新のスポーツバイクだ。フィットネスライド向けの上体が起きたポジションを採用、通勤・通学など日々の利用にも優れた快適性・安定性を提供する。GT伝統のシルエットを携えたフレームはストリートとライダーに新鮮な驚きを与えるだろう。
ということで、
クロスバイク選びのご参考になれば幸いです。