『飯田忠司 トライアスリートへの道』② ~トライアスロンに必要なグッズ~

皆さんこんにちは。FELTサポートライダー、トライアスリートの飯田忠司です。

最近は本当に寒く、トレーニングもなかなか大変な時期ですね。一人でトレーニングとなるとなかなか気持ちが乗らない時もあるかと思います。しかし、春先のレースに出場となるとこの時期にじっくりトレーニングを積み上げておく必要があるので、仲間で誘い合ってみんなでトレーニングをしたり、ランニングなどの大会を活用して、質の高い練習を積み重ねていくといいですね。

 

さて、第2回の今回のテーマは「グッズ」。です。

トライアスロンを始めるにあたって必要な道具、機材についてお話ししていきたいと思います。

トライアスロンは3種目ありますので、沢山の道具をそろえる必要があります。種目ごとに必要なものを挙げていきますので参考にしてくださいね。

 

<スイムに必要なもの> 

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水着

ゴーグル(練習用は室内が基本なのでレンズはクリアタイプ、レースでは晴天の場合はミラータイプを使用)

水泳帽(スイムキャップ)

ウェットスーツ

 

この中で最も気になるものはウェットスーツだと思います。

現在、国内のトライアスロンの大会ではほぼウェットスーツ着用義務ですので、大会出場までにいずれ準備しないといけません。しかしウェットスーツにも様々な種類があります。

 

*半袖タイプ(ロングジョン)長袖タイプ(フルスーツ)か?

初心者の方、真夏のレースに参加する方は、基本的には肩が回しやすく、腕周りが水に触れられる脱水なども防げるロングジョンタイプがお勧めです。

水温の低い場所でのレースに参加予定の方、スイムに自身のある方はフルスーツで良いと思います。

 

*ワンピースタイプかツーピースタイプか?

腰の部分で二分割されているツーピースタイプですと上半身を半袖、長袖タイプ両方持つことも可能ですので。

様々なシチュエーションで使い分ける事が可能ですので便利です。私はツーピースタイプで上半身部分を長袖、半袖タイプ両方持ち、レースの状況によって使い分けています。

 

また既製品でサイズから選ぶものではなく、フルオーダータイプ(身体の様々な部分を採寸して作成する)ウェットスーツもあります。この場合は生地の厚さを選択する事もできます。

生地が厚ければ浮力は増しますが、その分動きにくくなります。この辺りの調整はショップスタッフに相談してみるといいですね。

 

最後にフルオーダータイプで考慮しなくてはいけないのが納期です。 通常は2,3週間程度で完成しますが、レースの1カ月前などはお店によっては注文が集中し納期が遅くなる場合があります。本番前までに練習で着用する事などを考えると2か月くらい前から準備しておくと良いでしょう。

 

<バイク> 

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バイク

ヘルメット

バイクシューズ

バイクウェア

サングラス

シューズカバー(冬場の足先の防寒具として)

ボトル(トレーニング中の水分補給の為に)

ボトルゲージ(フレームにボトルを取りつけるのに必要です。)

サイクルメーター(スピード、距離、時間、回転数などを表示)

スペアタイヤ、パンク修理道具(パンクのリスクに備えて常に携帯しましょう。)

フロアポンプ(空気入れ)

 

お近くにバイクショップ、特にトライアスロンバイクを取り扱っているショップがあれば是非、行ってみてください。

ショップでは単に機材の購入だけに留まらず、その後の機材トラブルの対応などもやってくれるはずです。また様々な情報を入手する事ができ、更に練習会などを開催していれば、仲間で楽しく練習ができますし、スキルアップも容易にできます。ハード面に留まらずソフト面で考えても、行きつけのショップを見つける事をお勧めします。

 

その他によくある質問を挙げてみます。

*トライアスロンだからTT(タイムトライアル)バイクでなれければいけないのか?

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必ずしもTTバイクである必要はないです。まずは身体にフィットしたサイズのバイクを選ぶ事、

そしてどんな環境、コースでもしっかり安全に乗れる事が大事です。またTTバイクは特殊なパーツを使用している部分があるなど初心者にはやや扱いが難しい事が多いですので、初めは一般的なロードバイクで良いでしょう。最近ではこれに加え、ロードバイクとTTバイクの両方の良い所を盛り込んだFELT ARシリーズのようなエアロロードタイプのバイクも多く出てきていますので、こちらを選択するとトライアスロンだけでなく自転車の大会にも使え末長く付き合えるバイクになるでしょうね。

 

*バイクシューズでクリートの脱着が怖くてバイクに乗れない

バイクシューズ、クリートの脱着(バイクシューズとペダルを固定する)は慣れが必要です。まずはランニングシューズで安全にシフトチェンジ(ギア変速)、ブレーキング、コーナーリングなど基本的なバイクコントロールと走行ができるようになってからで良いでしょう。

 

*DHバー(エアロバー)は必要か

DHバーは始めのうちはなくてもOKです。DHポジションでの走行にはやはり技術が必要です。

まずは先述のようにバイクコントロールができ、安全に乗れるようになってからで良いでしょう。

 

ヘルメットは被らなくてはいけないのですか?

ヘルメットは転倒などの際、皆さんの頭部、生命を守る大事な道具です。レースではもちろんトレーニングでもそれこそちょっとした移動の際も必ず被るようにしてください。バイク購入と同時に購入しておきましょう。

 

<ラン> 

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ランニングシューズ

ウェア

帽子

サングラス

 

ランニングシューズは足を故障などから守る大事な道具です。購入前に必ず試し履きをして、わからない場合は、専門店でショップスタッフの方に相談して自分にあったものを使用しましょう。

余裕がある場合はレース用と練習用に分けて用意すると、レース用のシューズの寿命が長くなります。

 

<その他>

*心拍計、GPSウォッチ

トレーニングをする際に自分のコンディション、進歩度合いを客観的に把握する事は、効率的にレベルアップする為にも、モチベーションを保つ為にもとても大切な事です。

そういう意味で様々な項目を数値化してくれる心拍計、GPSウォッチは持っているとトレーニングの幅もグンと広がります。

 

*レースウェア

必ずしもトライアスロン用のウェアである必要はなく、それぞれの種目のウェアでも対応は可能です。むしろロングディスタンスの大会では種目ごとに着替える方も多いです。

しかしトライアスロン用ウェアもポケットがついている、動きやすいカッティングなどレースをする上で便利で、様々な工夫が施されていますのでお気に入りのものを探してみるのもいいですね。

 

以上、最低限必要と思われるもの挙げてみましたが、それぞれのグッズについて何にしようかとあれこれと考える事もまた楽しい時間です。

ご自分でネットや本を参考に調べる、ショップスタッフや仲間に相談するなどして、

是非、楽しみながらグッズを揃えていってくださいね。

 

今回はここまで。

次回、第3回からそれぞれの種目のトレーニングについてお話ししたと思います。

 

 

飯田忠司(いいだ ただし)

プロトライアスリート

日本トラアイスロン連合指導者養成委員

トライアスロンスクールI-STORM代表

 

主な成績

2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝

2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位

2013年 五島長崎国際トラアイスロン エリート2位

 

スクール情報(I-STORMサイト)

www.i-storm-tri.com/

オフィシャルサイト

www.iidatadashi.com