プロジェクト135パート2 第80回 (ドイツ)レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ

 ここは2006年に世界遺産に登録されたドイツ南部の都市で、二度の世界大戦でも破壊を免れた、起源を古代ローマ時代までさかのぼることのできる小さな町です。古い石畳、入り組んだ細い路地、大きな聖堂などと共に、たくさんの自転車が印象的でした。文で説明しているよりも写真を見ていただいた方が早いですネ。
 
■今回場所は
 

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とシュタットアムホーフ」(ドイツ)
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見て下さい。この自転車の多いこと。これはドイツで現存する最古の石橋の上です。
 
ドナウ川にかかる、ドイツ最古の石橋です。
 
橋のたもとにある大きな建物は倉庫で、塩の倉庫だったとか。
 
倉庫の横の赤い屋根の小さな建物はドイツ最古のソーセージ屋さんだそうで、これも世界遺産(?)レーゲンスブルク・ソーセージを売っているそうですが、このときは朝早すぎて開店前でした、残念。
 
倉庫の内側はこんなに太い木造でした。
 
ネッ、自転車多いでしょ。
 
これがレーゲンスブルクの対岸、シュタットアムホーフの建物です。世界遺産の一部です。
 
そしてこちら側がレーゲンスブルクの旧市街の外側を石橋から見たところです。
 
石橋から旧市街へ行く間は、左側の倉庫、時計塔、渡り廊下、右側のクリーム色の建物、これが一体になった不思議な構造でした。
 
左側の赤っぽい建物と右側の白い建物の間を通って旧市街へ入ります。
 
それにしても自転車の多い町です。
 
ヘラクレスが誰とかと戦っている絵だとか。
 
建物の一つ一つが大きく圧倒される、という感じのものではありませんが、入口とか、バルコニーとか手の込んだものが多かった気がします。
 
これがレーゲンスブルクの大聖堂です。13~16世紀にかけて建てられたものだそうです。
 
バイエルン地方を代表するゴシック建築で2本の塔は105mもあるのだそうです。
 
遠くから見ても大きいですが、近づくとなんとも大きな聖堂です。
 
内部のステンドグラスも、天気が良かったからか、きれいに見えました。
 
パイプオルガンも立派でした。
 
彫刻も、あまりきらびやかでなく、感じの良いものでした。
 
ときどきある、大きくきらびやかで、これでもか、という押しつけがましさがなく、とても感じの良い聖堂でした。
 
つい私も真面目な顔になってしまいました。
 
大聖堂の外も自転車だらけでした。
 
この町では親子で、自転車移動するのです。
 
この人は保育園へ子供を迎えに行くのでしょうか?
 
なんといってもこの町は道路が狭いので、自転車はとても便利な交通手段なのでしょうネ。
 
何しろ道が狭いのです。これも旧い街並みが残っている、つまり世界遺産に登録された理由の一つかもしれません。
 
古い井戸と思われるものも、何気なく残っています。でも自転車多いでしょ。
 
安心して下さい、世界遺産なのです。よく見るとドイツ語で、レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ2006と書いてあります。多分。
 
本当ですって。
 
船は帰る前に近くのお屋敷にお寄りして、対岸のシュタットアムホーフ側もきれいでした。
 
そんなこんなで、レーゲンスブルクの一日も終わるのです。では、レーゲンスビールでお休みなさい。
今回のレーゲンスブルクはとても小さな町でした。ある意味ではこれで世界遺産?と思ってしまう面もありました。でも、きらびやかでなくとも、豪華ではなくとも、旧い街並みや現代的でない迷路のような路地や石畳、建物が良く保存されている点は素晴らしいと思います。戦災にあわなかったのが大きな点でしょう。今回で世界遺産も80回、選ばれるのは大きさや豪華さだけでなく、保存状態などの要素が大きいのだと、なんとなく解ってきたような気のする町でした。次回も小さな町、バンベルクです。