こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
普段はエッジ25Jを愛用していますが、
目次
今回は新型上級モデル「EDGE820J(エッジ820J)」を実際に使ってみたレポートをお届けします。
エッジ820Jは9月28日現在、エッジシリーズの中で最も高機能なサイクルコンピューターという位置付けです。
最上級モデルのエッジ1000Jと比較して、ソフトウェアの機能が上がっています。
1000Jが勝っている部分は以下の2点で、それ以外は820Jも同等の性能があります。
・画面の画素数(820J 200×265px VS 1000J 240×400px)
・マイクロSDが使用可能(海外版地図をインストール可能)
大きな画面が欲しいとい人以外は820Jの方がおすすめです。
特に1000Jに無かった新機能としては、以下の3つです。
・チームメイトが走っている位置を地図上に表示してくれるグループトラック機能。
・事故時に登録した緊急連絡先に自動でメッセージを届ける機能。
・ディスプレイを自動でオフにするバッテリーセーブ機能。
810Jから追加になった主な機能↓
・GPS衛星がアメリカのGPSに加えて、ロシアのグロナス、日本のみちびきの2つに対応。位置を特定するスピードが速くなりました。
・全国主要自転車道マップデータ。自転車道を選んで、そこの入り口までのナビもしてくれます。
・Wifi通信。
・スマホへの着信などの通知機能。
・各種トレーニング項目。
早速同梱物をチェック
本体、マウント、センサー、取説、ケーブルが入っています。
マウントはハンドルバーの先に取り付けるアウトフロントタイプに加えて、ハンドルの上、ステムに取り付け可能なマウントもセットになっています。
複数の自転車で使う時も追加でマウントを買わなくて良いので嬉しいですね。
アウトフロントマウントで固定した状態。
前方の視界に入りやすいので、これが一番見やすいです。
ステムに固定した状態。
ハンドルがライトやスマホで混みあっている時にはここです。
スピードセンサーとケイデンスセンサーの発信機です。
スピードセンサーは無くてもGPSでスピード、距離を表示してくれますが、センサーがあったほうがリニアに反応してくれます。
ケイデンスセンサーは取り付けないと、ケイデンス表示はされません。
ケイデンスセンサー装着
スピードセンサー装着
心拍センサーもハイレベル。
電極部分がソフトで長時間装着していても快適なプレミアムハートレートセンサーです。
セットアップも3分で完了します。
言語を選択
表示単位 メートルかマイルを選択
時間の表示方法を選択
性別を選択
生年月日を選択
体重を正直に入力
身長も正直に入れます。
サイクリングレベル??と一瞬戸惑いますが、トレーニングの強度と頻度で選びます。
普通は毎日トレーニングをする人は上級、定期的にするひとは「良」、時々は「普通」を選びます。
スピードセンサーや心拍センサーを接続します。
全て検索をすれば、近くにある電源の入っている各種センサーを拾ってくれます。
心拍計は胸にあてて、スピード、ケイデンスは実際に回転させるとペアリングが開始されます。
最後はスマホとBLUETOOTHでペアリングします。
使用編
ホーム画面
トレーニングやレースに最適なモードを選択して計測できます。
ナビゲーションは単独のアイコンがあるので、すぐにナビ画面へ移動できるのが便利です。
カーナビのような地図が表示されて、住所や電話番号で目的地を検索できます。
画面の拡大縮小や地図画面の移動はスマホのようにスムーズとは言えませんが、ナビゲーション用としては十分です。
トレーニングやレースの項目は多岐に渡るので、一覧で紹介します。
トレーニング情報
- トレーニングデータページ:最大5ページ、1ページに最大10項目までのデータが表示可能
- トレーニング種類:セグメント、ワークアウト、トレーニングカレンダー、トレーナー、インターバル、ターゲット、レースなど
- ナビゲーション: ナビゲーション実行中に転換点案内ページの表示などを自動で表示
- リカバリーアドバイザー: 回復に必要な時間を表示し、走行時に回復度合いを判定※1
- サイクリングダイナミクス: 左右のパワーフェーズ、プラットフォームセンターオフセット値などを測定※2
- パフォーマンスコンディション: 現在の自身のパフォーマンス状態と自身の平均的なフィットネスレベルを比較
- VO2max: 人が体内(体重1kgあたり)に取り込むことのできる酸素の1分間あたりの最大量。単位はml/kg/分※1 ※2
- FTP: 自身が全力で1時間出し続けられるパワーの最高値測定※1 ※2
- セグメント: Strava、セグメントとして設定したコースを自身やガーミンコネクト上のユーザー、グループのメンバーなどが走行することで、リアルタイムでタイムと順位を競うことが出来ます。
- バーチャルパートナー: トレーニング開始と共に設定した速度や過去に記録した速度で仮想のパートナーが走行
- 自動ポーズ: 信号待ちなどで計測を自動的に一時停止し、走り始めると再開
- 自動ラップ: め設定した距離・位置で自動的にラップを取得
- アラート機能: 心拍が上がり過ぎた時にアラームでお知らせするなど、多種の事象に対しアラートを設定する事が可能
- ストレススコア: 心拍変動を測定し、体にどれくらいのストレスレベル(負荷)が掛かったかを数値化※1
- 自己ベスト: デバイスに用意されている「自己ベスト項目」に該当する記録が保存したトレーニングに含まれている場合、自動的に自己ベストデータを保存
その他
- ワイヤレスユニット間通信: 互換性のある対応のユニット間でワイヤレスにデータの送受信が可能
- 対応アクセサリー:Varia J リアビューレーダー、Varia J Vision、Vectorシリーズ、心拍計、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、Edgeリモート、VIRBリモート
- シマノDi2:○(シマノのワイヤレスユニットと接続する事で、ギア段階やバッテリー残量などが確認可能)
- Bluetooth: ○
- Wi-Fi: ○
- 通知機能: ○(SMS(ショートメール等)と着信)※3 ※5
- 事故検出: Edge820Jが事故を検知すると、登録した緊急連絡先にメッセージと位置情報を送信※5
- オーディオアラート: トレーニング中のラップアラートやスピードのアラートなどをイヤホンを通してお知らせ※5
- LiveTrack: 現在置をリアルタイムでウェブ上に公開し、第三者へ共有する事が可能
- GroupTrack: Live Trackを利用した現在地の位置情報を複数のユーザー間でリアルタイムに共有し、Group Trackに対応するEdgeデバイスの地図上に各ユーザーの位置を表示
- PC接続I/F: microUSB
- ConnectIQ: GarminExpressまたはGarminConnect Mobile経由でウィジェット、アプリ、データフィールドの追加・削除・カスタマイズが可能
EDGE1000の高性能はそのままに、より小型軽量になった820Jはお勧めのサイクルコンピューターです。
エッジ820概要
ライブトラッキング機能説明