ジャイアント エスケープR3に使える35Cの太いタイヤを装着テスト

エスケープR3にオススメな35C幅の軽量ワイドタイヤ「ライトウェイ  アーバンフルグリップタイヤ」をご紹介

ジャイアントのエスケープR3にライトウェイのタイヤを装着してみました。

前後ともにしっかり装着できました。

*年式によっては装着できない場合もありますので、心配な方は販売店への相談をおすすめいたします。
現在の情報では、フロントディレーラーの型番によって非対応の年式があります。

×SHIMANO/M191 採用モデル 2016年モデル以前

〇SHIMANO/TY710 採用モデル 2017年モデル以降

 

エスケープR3 2017年モデル 35Cタイヤ装着 リアチェーンステー側

通常ここが一番クリアランスの問題になりやすい所ですが、チェーンステーが膨らんでいるので問題無く入ります。

フロントディレーラーがM191を採用しているモデル(2016年モデル以前)はディレーラーのタイヤ側とタイヤの頂点が接触するので装着不可となります。


エスケープR3に太いタイヤ 34C 35C 38C (4)

エスケープR3 35Cタイヤ装着 リアチェーンステー側 別アングル

しっかりクリアランスも取れています。
エスケープR3に太いタイヤ 34C 35C 38C (1)

エスケープR3 35Cタイヤ装着 シートステー側

こちらは余裕です。

エスケープR3に太いタイヤ 34C 35C 38C (3)

エスケープR3 35Cタイヤ装着 フロントフォーク側

フロント側も十分クリアランスがあります。エスケープR3に太いタイヤ 34C 35C 38C (2)

今回使ったタイヤのライトウェイアーバンフルグリップタイヤ紹介

設計寸法のタイヤ幅35mm、実測34mmで一般的なシティサイクルとほぼ同じ横幅で快適な乗り心地。

32Cでは段差が気になったり、すぐに空気が減ってしまったりと、普段使いには不便。

35Cの幅があれば、格段にクッション性が向上しますし、エアボリュームが大きい分だけ空気が減るスピードもゆっくりです。

 

この35mm幅のタイヤといえば、昔のツーリングバイクのランドナータイヤと同じ幅です。

標準的なランドナータイヤ:26 x 1-3/8  *ETRTO35-584

この35mmという幅が乗り心地の良さと軽さの絶妙なラインです。

 

ライトウェイアーバンフルグリップタイヤの特長

・軽い!458g

一般的な35Cタイヤと比較すると、約30%も軽量化。

一回り細い32Cタイヤと同等レベルの重量で作りました。

タイヤの接地部分の厚みは普通のタイヤと同じで、耐久性は変わりません。

・軽さの秘密

35Cクラスのタイヤでフルスリックのタイヤはほぼ存在しませんが、ライトウェイのタイヤは完全なフルスリックを実現しました。

タイヤサイドにトレッド(溝)をつけると、トレッドの溝の分だけゴムを厚く張る必要が出てきます。

トレッドが無いことで、余計なゴムを最小限にして大幅な軽量化が達成。

・グリップ力抜群

グリップ力を決める要因は複数あり、接地面積、コンパウンド性能、タイヤのしなやかさが影響します。

>接地面積はトレッドが無い分だけ一般的なタイヤに対して16%向上。

*バンク角15度、荷重20kg

>コンパウンド=接地部分のゴムも高性能な素材を使用。

一般的なタイヤに対して、6%食い込みの良いコンパウンドを使用しているので路面への密着感がアップ。

>タイヤのしなやかさ

同じタイヤの空気圧でも、タイヤそのものがしなやかな方が路面のギャップの吸収力が高まります。

ギャップでタイヤが跳ねると、地面とタイヤが接地していない瞬間ができるので、結果的にグリップ力が失われます。

ライトウェイのタイヤは一般的なタイヤの2倍しなやかな性能で、荒れた路面でも接地感が非常に高いのが特長です。

・乗り心地が極上

ライトウェイのタイヤはしなやかさを追求してケーシング、ゴム配置をしていますので、縦剛性が一般的なクロスバイク用35Cタイヤの半分という数値になっています。

*空気を入れない状態で、ビードを固定して垂直方向から荷重した時のタイヤ変形量。

縦剛性が低いほど、空気のクッション力を最大限発揮できるので、同じ空気圧でも乗り心地が良くなり、35Cタイヤのエアーボリュームを最大限活用できます。

・見た目が素敵

フルスリックにしたことで、見た目がシンプルで、レーシーな雰囲気を醸し出してくれます。

・用途

自転車通勤

ロングツーリング

グラベルロードのオンロード向けタイヤ

29インチのMTB用オンロードタイヤ

タイヤインプレッション記事などはこちらです。