クランクブラザーズのペダルリフレッシュキット
ブッシュベアリング、シールドベアリング、シール、アウターキャップ
これらを交換して「リフレッシュ」してくれるセットです。
ブッシュを抜くための専用工具(ただの棒に見えますがちょうどいいサイズになっています)が付属します。
モデルによって使うパーツが異なってきますので、マニュアルを参照ください。
今回はキャンディーシリーズ、エッグビーダーシリーズのいずれも入門モデル、キャンディー1、エッグビーター1をリフレッシュしてみたいと思います。
目次
【アウターキャップを外す】
マイナスドライバーでもいいんですが、樹脂のキャップが傷んでしまいそうでもったいないので、溝にぴったりはまるもので外したいところ。
定規をモンキーレンチで挟んだらちょうどよくなりました。*コインドライバーというドライバーもお勧めだそうです。
ペダルのウイング部分を持って正ネジ方向にまわすと外れます。*左右とも正ネジです。
キャンディー、エッグビーダー同じようにキャップが外れました。
【ボルトを外す】
シャフトを固定しているボルトを外します。
工具はペダルの脱着にも使う8ミリアーレンキーと8ミリボックスレンチを使用します。
グリスをふき取るとこんな感じ。ダストシールの色がモデルによってブルーだったり、グレーだったりするようです。
【ベアリングを外す】
ベアリングは圧入されている訳ではないので、簡単に取り出せます。
【ブッシュベアリングの取り外し前の注意点!】
ここで注意点!!
先に分解した後の写真を載せます。
黒い筒がブッシュベアリングです。その外側にC型のリングがあるのが分かります。
リフレッシュキットのマニュアルには、このリングの存在が載っていないので、
これを外さずに分解しようとすると、
分解できません!
さらに注意点!
エッグビーターには、外側にもマニュアルには載っていないブッシュが挿入されています。
これを外さないと、ブッシュを外すための工具が入りません。
キャンディーと比べると、ベアリングを外した時の構造がちょっと違うのが分かると思います。
ペダル内側から外側に向かって細い棒で突いて外す必要があります。
【ブッシュベアリングを外す】
ようやくブッシュベアリングを外すことができます。
ブッシュを打ち抜きやすくするために、14ミリのボックスレンチのボックス部分が便利です。(マニュアルにも載っています)ボックスを地面に置いて、その上にペダルを乗せます。
上から専用工具を差し込んで、内部のブッシュベアリングに当てます。
上からハンマーで優しく叩くとブッシュが打ち抜けて外れます。
めでたくブッシュベアリングが外れました。
ここまでできたら、後はグリスアップをしてパーツの入替え作業となります。
【ブッシュを圧入する】
ブッシュの圧入作業には10ミリのボックスレンチのボックスを使うと便利(マニュアルにも載っています)
ブッシュを乗せて、
10ミリボックスを乗せて叩いて圧入します。
ブッシュベアリングは樹脂なので壊さないように気を付けてください。
圧入成功。あとはCリング、ダストシール等を元通りに組み付けるだけです。
【アウターキャップのグレードアップ】
ペダルに付属しているのは樹脂キャップ、リフレッシュキットに付いてくるのが、アルミのキャップです。
しかもアーレンキーでつけられるが嬉しいです。数グラム重くなりますが、こちらの方がいいと思います。
以上クランクブラザーズのペダルリフレッシュキットのご紹介と分解時の注意点でした。
ライトウェイプロダクツカスタマーサービス
カマタでした。