坂バカスタッフRYOです。
ステム交換、トップキャップ交換、コラムカット、スペーサー交換などヘッド回りをいじった後、微妙にガタが出てしまっていることは無いですか?
いつもやっている通りに正しく玉押し調整をしてステムを固定したはずなのに何故?
そんな時に考えられる原因と解消方法をご紹介します。
目次
原因のほとんどはスペーサーが足りないこと
今回はアヘッドステムの組み付け方法は分かっているという前提で話を進めます。
アヘッドの組み付け方法はこちらでご確認いただけます。
ガタを取るためには、上の画像でスペーサー(スペーサーが無い場合はステム)と、内側のプレッシャーアンカー(もしくはフォークコラム)との間に十分な段差が必要となります。
ヘッドセットのベアリングに予圧をかけるためにこの段差が必要なんです。
この画像だと段差は一応あるので問題無いと思うかもしれません。
しかし実際に組み付けてみるとわずかにガタが出てしまいます。
この原因は、
ヘッドキャップの裏側にある小さな段差が接触して十分な予圧をかけられていない。
ヘッドキャップ裏側中心のふくらみが実はプレッシャーアンカーに接触して十分な予圧をかけられていない。
どちらかの可能性が高いです。
意外とここは接触しやすいんです。
(ちなみにあまりありませんが、他の原因として考えられるのはステムやスペーサーの精度が悪かったり歪んでいることがあります。)
これらのガタはすべてスペーサーを追加することで解消します。
KCNCから2mmの極薄スペーサー
スペーサーを追加するのですが、見た目的にあまり厚みのあるスペーサーだとよろしくありません。
そんな時はKCNCから2mmの極薄スペーサー。
1枚単位で発売されているのが助かります。
2mmのスペーサーを追加することで上の画像のように十分な段差を確保することが可能です。
2種類のスペーサーがラインナップ
【ヘッドセットスペーサーSLS】
KCNCらしい肉抜きがされた軽量スペーサーです。
こちらは2mm。
重量は1g。
3mmもあります。
こちらはKCNCロゴ入りです。
重量1.5g。
ブラック、シルバー、レッド、ブルー、グリーン、ゴールドの6色。
画像にはありませんがシルバーもあります。
【ヘッドセットスペーサー】
肉抜き無しの通常バージョンです。
これは2mm。
表面の質感も異なります。
重量2g。
ブラック、レッド、ブルー、ゴールドの4色です。
両者の違いを比較
軽量バージョンの外径は35.8mm。
通常バージョンは35.6mm。
ほぼ同じ径なので上の画像のように混ぜて使ってもそんなに気になりません。
ただ表面の質感はよく見ると全然違います。
軽量バージョン(下側2つ)は、CNC切削のあと(横方向の線)が残っていて、角も鋭い感じです。
通常バージョン(上側1枚)はつるんとした表面で角もちょっと丸まった感じになってます。
軽量バージョンの方がやっぱりKCNCらしくてスペシャル感あります!
KCNCのヘッドパーツ関連の小物はコチラから