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今年のアジア選手権で3位になった梶原悠未選手が、使用するFELT ARのTT仕様をインプレッション
この機材を選んだ理由はなんですか?
ロードバイクでありながら、シートポストを逆に取り付けることでタイムトライアルバイク使用に変更することができます。
タイムトライアルバイクは私自身の身長が小さく、乗車することができないため、タイムトライアルバイクとしても使用可能なFELTAR2を選びました。
また、タイムトライアルでは0.1秒で勝敗が決まることがあります。そんな0.1秒を争うタイムトライアル種目では空気抵抗などの小さなことでも、タイム削減できる機材を選びます。
まず、FELT AR2はシマノコンポの電動コンポが装着可能です。コンポを電動仕様にし、ギアチェンジする際のスムーズな変速を可能にしたかったため、電動コンポ装着可能なFELT AR2を選びました。
次に、FELT AR2は、フレームがエアロ設計になっており、空気抵抗を削減できます。
上記の理由により、私は、FELT AR2をタイムトライアルバイクに選びました。
どんな場面で機材の強みを感じましたか?
FELT AR2は、ロードバイクとして使用されることが多いため、起伏の激しいタイムトライアルコースでも、平地区間、下り区間だけでなく、登り区間でも、重みを感じることなくバイクを進めることができます。
また、コーナーの連続するようなテクニカルなタイムトライアルコースでもバイクコントロールがしやすく感じます。
コーナーを曲がる際に減速し、コーナーを曲がったあとに再度、スピードに乗せる際の立ち上がりでは、バイクを左右に振り、ダンシングします。
このような動作時にも、バイクを左右に振りやすく、スピードに乗せやすさを感じます。
どのようなユーザーに向いていますか?
・身長が小さいライダー
・起伏が激しく、テクニカルなタイムトライアルコースに挑むライダー
photo by Sonoko Tanaka