ダイレクトマウントブレーキのメンテナンスのコツ

ダイレクトマウントブレーキ搭載のピュアレーシングバイクFR

 

ダイレクトマウントブレーキが初めてという方のために、メンテ方法や普通のキャリパーとの違いを紹介いたします。

ついに!Fシリーズがモデルチェンジされ…

” FR ” シリーズがリリースされました!

 

フェルト fr3

FR3 size:540   color:Matte carbon

ついにミドルグレードにまで、最高峰のカーボン加工技術  ” TeXtreme(テクストリーム) “の波が!これは買いですね~!


 

Fシリーズがさらなる進化を遂げ、たくさん変更点がありますが、なんといってもBB下にダイレクトマウントブレーキが搭載されたことが1番のトピックスではないでしょうか?(カーボンフレームのみ)

写真 2016-08-25 17 15 17

”ダイレクトマウントブレーキ” といえば、エアロ効果が期待されるということでエアロロードにアッセンブルされるのがセオリーですが…

FRはエアロ効果を狙ったものではないようです!?

今回は、ダイレクトマウントブレーキに着目していきます。

ダイレクトマウントってナニがいいの?

 

まずは、ダイレクトマウントブレーキの特徴を探してみます。(シマノ製品の場合)

写真 2016-08-25 17 28 29  写真 2016-08-25 17 29 55

<キャリパーブレーキ>    <ダイレクトマウントブレーキ>

大きな特徴は、2点のボルトで取付します。右図は、リアのBB下用。フロント用のブレーキも別で作られています。

ダイレクトマウントブレーキとキャリパーブレーキの違い

シマノのブレーキは、アームが2分割構造。ボディに使われる材料を少なくして軽量化、メンテナンス性の向上にも役立っています。

2つのボディをつなぎとめるバネ。このバネで、ブレーキが作動する仕組みになってます。

取付出来るのは、専用設計フレームのみです。

最近だと、フロントだけダイレクトマウントだったり、前後ともにフロント用のダイレクトマウントを取付たり、他メーカーさまざまで工夫がなされています。

FELTのAR、FRでは、フロントがキャリパー、リアがBB下のダイレクトマウントを採用しています。

ダイレクトマントブレーキ 取り付け方法

デメリット

① メンテナンス性

シートステーに付いているブレーキと比べ、調整しづらいです。ただ調整方法は変わらずですので、ご心配入りません。

車体を裏返してメンテするとやりやすいですよ!

ダイレクトマウントブレーキ メンテナンス方法

② タイヤの巻き上げによる泥ハネで、汚れてしまう。

地面に一番近い部分というところで、仕方がないです。コマメな手入れが必要です。

メリット

① 2本のボルトで取り付けするので剛性が上がり、カチッとしたレバータッチになる。

② BB下に取り付けることで、ブレーキの利きが向上(もともとBB周辺はフレーム剛性が高く設計されているため力が逃げにくい)

③ 左右のクリアランス調整が簡単で、片利きしにくい。

④ エアロダイナミクス効果が高い。

⑤重心が下がる。

メンテナンス性よりも、ライダー優先で作られたブレーキシステムということがお分かりいただけるかと思います!

ポイントはアウターワイヤーの長さ

 

物理的にフロントとリアでブレーキワイヤーの長さが違うので、どうしてもブレーキレバータッチの感触が変わってきます。

リアの方がグニャグニャした感じです。

左右同じタッチまでもっていくために、注目したいところは。

この部分↓

ダイレクトマウントブレーキ 調整方法

悪い例

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ブレーキ本体に対して、アウターワイヤーの入る角度がナナメになっていますよね? これは、アウターワイヤーが短いということ。

短いとブレーキをかけたときに、インナーだけでなくアウターも一緒に引っ張られ、ブレーキタッチが格段に劣ります。

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適正のアウターの長さにすることで、ダイレクトマウント本来のチカラを発揮出来るわけです!

エアロダイナミクスを狙わない ?

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冒頭でもお伝えした通り、FRはエアロ効果を狙っていません。

快適性を上げるためということです。

シートステーにブレーキを取り付けてしまうと、余計な剛性が発生してしまい、快適性を妨げてしまうという結果が出たそうです。

2本のシートステーをつなぐ「ブリッジ」を廃止して、より速く・軽く・快適なバイクを作り上げたFELT Bicycles FR series。

秋口にかけて、どんどん日本に入荷してお近くのお店に並ぶと思います!さらには、全国各地でイベント出展をしていきますので、ピュアレーシングを体感してみてください!

 

価格・スペック等の商品情報はこちら↓

FR3