シクロクロスサポートライダーのチーム エキップ ミストラル山田夏樹選手による商品インプレッションをお届けします。 |
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今回のインプレ商品: | |||
product name FELT F5X | |||
Q1.使用機材として、FELT F5Xを選んだ理由は何ですか? | |||
シクロクロスのレースシーンではマストになりつつあるカーボンフレームで、今後トレンドになるであろうディスクブレーキを採用している点が大きいです。また比較的購入しやすい価格設定であり、上位カテゴリーでは車体の他にチューブラータイヤ&ホイールを準備したいことを考えると魅力的なモデルです。さらにアッセンブルされているホイールが練習だけでなくレースの予備ホイールとして十分な性能があることも選択の理由です。 | |||
Q2.他のモデルよりも優れていると思う点はありますか? | |||
ロードおよびシクロクロスバイクでカーボンフレームを使用した事がないので、アルミフレームとの比較になってしまいますが23Cのロードタイヤを履かせてトレーニングに使用してみました。まず路面の凹凸をしなやかに吸収してくれて、速度の維持がしやすいと感じました。またディスクブレーキに対応してフロントフォークの剛性が高く設計されているかと想像しましたが、十分にしなやかでフレームとのバランスも取れています。2014モデルからホイールが変更し、回転も軽くしなやかな乗り味にも寄与しています。初期振れをとり少しスポークテンションを上げればレーシーな反応も得られるのではないかと思います。 | |||
Q3.FELT F5Xの強みを感じた点はどこですか? | |||
ディスクブレーキはタイヤのグリップ限界で絶対的な制動力が限定されてしまいます。リムブレーキではどうしても微妙なホイールの振れにブレーキタッチが影響うけたり、マッドコンディションでの効きだしが唐突になってしまいがちであるので、安定したタッチの良さがディスクブレーキのメリットになるはずです。もちろん雨の通勤ライドでも高い安全性を発揮してくれ、リムの寿命も格段に伸びると予想できます。 | |||
Q4.FELT F5Xはどのようなユーザーに向いていますか? | |||
レース経験者の2台目として高いレベルでの決戦車としての要求にも十分応えてくれるでしょう。むしろレースを始める一台目に選んでも良いのではないだろうか。なぜならば最初からディスクブレーキとスラムのレバーでシクロクロスを始めることは感覚的にメリットが大きいはずです。また、全くレースから離れて通勤バイクとしても、32cくらいの太めのタイヤがブラックフレームにルックス的にもマッチしそうです。もちろんディスクブレーキの安全性が通勤の際にも高く評価されるでしょう。 | |||