進化し続けるトレーニングブランド | ||||||||
最新トレーナーをインプレッション! | ||||||||
実走にきわめて近い自然な負荷を再現する「プログレッシブ式トレーナー」を世界で初めて開発したサイクルオプス。ブランドヒストリーをひもとき、最新の上位モデルを徹底インプレし、サイクルオプスの魅力に迫る。 | ||||||||
どのモデルを 選んだらいいのか? |
サイクルオプスを 試してくれたのは…… |
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バイクを固定して使う固定ローラーは、①転倒のおそれがなく、練習に集中しやすい。②3本ローラーよりも高い負荷が得られるモデルが多く、より高いトレーニング効果が期待できる。—などのメリットがある。ローラー台初心者や、高強度トレーニングをしたい人は、固定ローラーがおすすめだ。固定ローラーには負荷装置がフルード(油圧)式のものやマグネット式のものなど、さまざまなモデルがある。一般に、フルード式は時間経過とともに熱だれによって負荷が低下しやすく、マグネット式は高速走行時に負荷が低下しやすいというメリットがあるとされる。しかし、サイクルオプスの製品は優れた技術でこれらの問題を克服しており、どちらを選んでも問題ない。 また、負荷レベルの調整機能が付いているモデルもある。高負荷トレーニングを行ないたいなら必須の機能だ。 ローラー台選びの正解とは? 答えは「自分が何を求めるか」で決まる。 |
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パールイズミ・スミタ・ラバネロ 大久保 陣選手 |
パールイズミ・スミタ・ラバネロ 上村 領佑選手 |
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高校入学と同時に自転車競技を始め、パールイズミ・スミタ・ラバネロには1年半ほど前に加入。脚質はスプリントもできるスピードマン。おもな成績は2012年湾岸クリテ5位入賞、ツール・ド・北海道第1ステージ4位など。 | 中央大学入学後に本格的にロードレースを始め、パールイズミ・スミタ・ラバネロには1年半ほど前に加入。脚質はTTを得意とするスピードマン。おもな成績は2012年全日本選手権タイムトライアルU23の部9位など。 | |||||||
●サリスサイクリンググループのオーナー、クリス・フォーチュンとサラ・フォーチュン。サリスとは二人の名前にちなむ。 | サイクルオプスは、自転車専用のラックなどの開発を手がけるサリスサイクリンググループの傘下のブランドだ。これまでに数々のエポックメイキングな製品を世に送り出している。 その一つは2002年に発表したプログレッシブ式マグネットトレーナー「マグニート」を開発したことだ。この機構はスピードが上がると内部のマグネットが遠心力により、外周部へ押し出されるので負荷が発生し、自然な走行感が再現される。この技術は、サイクルオプスが持つ特許の一つだ。 |
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また、フルードタイプに採用される冷却システムは、ジェット機のエンジンに採用される技術を応用しており、強力な慣性と冷却風を同時に発生させるので、ユニット内のオイルの温度上昇による負荷の低下を最小限に止めることに成功した。サイクルオプスのもうひとつの特許だ。 | |||||
サイクルトレーナーにパワーメーターのテクノロジーを融合させたのもサイクルオプスの功績だ。2001年に高精度なハブ内蔵式パワーメーターでおなじみのパワータップ社がサリスサイクリンググループの傘下に加わると、それまでほとんど注目されていなかったパワートレーニングの研究をしていた運動生理学医のアレン・リム医学博士と密接な関係を築き上げた。 また、生産のほとんどを台湾で行なっている企業が多いなか、アメリカ・ウィスコンシン州のマディソンにオフィスと工場を置き、実際に開発、生産、品質管理を行なう。「メイドインUSA」を貫くことで、高品質な製品を作り続け、全米でシェアNo.1ブランドとして君臨し続けている。 現在ではサイクルオプスの製品は、トレーニングツールとしてプロ選手からホビーライダーまで多くのサイクリストに支持されている。このことは、サイクルオプスが独創的なモノ作りを続け、時代の最先端を歩んできたことを証明している。 |
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