フォースカーボン エキスパート 驚きの軽さと乗り味が生み出す爽快感! |
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氏名:黒沢 大介(くろさわ だいすけ) 出身地:東京都 生年月日:1990.4.21 WEBサイト:黒沢大介選手ブログ 2009年 UCIワールドカップ カナダラウンドに出場し、同年の野沢ダウンヒルマラソンではシニアクラス優勝、総合5位を果たす。 |
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今回のインプレバイク : フォースカーボン エキスパート Mサイズ |
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インプレッション 私自身がDHメインで活動していることもあり、フォースカーボンのようなオールマウンテン系のフルサスペンションバイクに乗る機会があまり無かったので、乗り味の想像があまり出来なかったのですが、第一印象として想像以上の軽さに驚きました。車重自体が軽いので、当然乗り味も軽く前後150ミリのストロークを感じさせない軽快感でした。 |
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ライドしてきた場所は登りも多数あるトレイルだったのですが、ここでもその軽さの利点が発揮されて、舗装路、ダートの登り共に楽に登れる事が出来ました。前後サスペンションもFOX SHOX製品で、無駄なボビングを抑えられる機能がついていることもありタイヤが前後ともそこそこの太さであったのですが、軽くペダルを回すだけで登っていきました。ダートの登りもGT独自のアイドライブ機構で荒れた路面でもペダリングを続けられ、体力の消耗具合もだいぶ軽減される感覚がありました。 |
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そして今回のライドで感動したパーツの一つが完成車についてくるシートポスト、クランクブラザーズのジョップリン4です。いままで非常に面倒だったシートの上げ下げの作業がレバーにより一瞬で行えてしまう簡単さに感動しました。これでわざわざ下車しなくても一日中トレイルライドを楽しめます。 下りの性能は前後150ミリのストロークにより非常に安定していました。直押し形式のリアサスペンションで路面の状況が伝わりやすく、コントロールしやすいです。またギャップを超える際の加速感も良く、カーボンフレームの剛性と相まって非常に進むバイクであると感じました。 |
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総合的に見て 非常に優等生なバイクであると感じたのですが、短所の部分を挙げるとすると、下りの際にフロントギアをアウターにかけてチェーンが張っている状態で下るとリアサスが動いた時のキックバック(チェーンが引っ張られる現象)が起きる事、またカーボンフレーム独自の反響音が多少気になる程度でした。ただ、キックバックはチェーンテンションに気を配れば解消し、反響音は慣れもあると思うのでどちらも短所という短所では無いと感じます。 この性能、パーツのスペックで472,500円(税込)という価格は非常にコストパフォーマンスが高いと思います。里山からバイクパークまでなんでもこなせる、まさにオールマウンテンなバイクであると感じました。 |
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