今更誰にも聞けない!自転車は車道と歩道どこを走るのが正解なの?

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今更誰にも聞けない!自転車は車道と歩道どこを走るのが正解なの?

 念願のスポーツタイプの自転車を手に入れて「さあ乗るぞ!」という時に、一番大事なことは、交通ルールを守って安全に走る事です。ママチャリの数倍のスピードを簡単に出せるスポーツバイクですが、事故になった時の危険も増します。ルールをしっかり守って、安全でステキな自転車ライフを送ってくださいね!

◎自転車は軽車両ってことは車と同じ?

 自転車はまたがって走れば「車両」です。一方、下りて歩けば「歩行者」と、自転車は柔軟な乗り物です。どのように交通ルールに従えばよいのか分からなくなったり、身の危険を感じたりした場合は、自転車から降りて押して歩くようにしましょう。

◎車道と歩道のどちらを走ればいいの?

 ママチャリの時は、頻繁に歩道を走っていたけれど、本来であれば普通自転車は「軽車両」。車と同じ扱いなので、車道を走るべき乗り物です。ママチャリよりもスピードが出る分、「普通自転車」がやむを得ず歩道を通行する際には十分スピードを落としてゆっくり走りましょう。
*普通自転車ではない自転車の歩道通行はできません。

車道を走る場合

普通自転車とは?

一般に使用されている自転車で、車体の大きさ及び構造が内閣府令で定める基準に適合する自転車で他の車両をけん引していないものをいいます。

内閣府令

車体の大きさ
長さ 190センチメートル以内
幅 60センチメートル以内

車体の構造
4輪以下であること。
側車をつけていないこと。(補助輪は除く)
運転者以外の乗車装置を備えていないこと。(幼児用乗車装置を除く)
ブレーキが、走行中容易に操作できる位置にあること。
歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。

 車道を走る場合、自転車は「軽車両」のため、車道が原則、歩道は禁止です。ただし、中には例外もあります。①標識があるとき②13歳未満の子供③70歳以上の高齢者④やむを得ない場合⑤交通量が多い⑥道幅が狭い等安全確保のため必要な場合の合計6点が例外としてあげられています。

歩道を走る場合

 歩道を走る場合は、上の6点で認められた例外時にのみ認められています。その場合、車道寄りをすぐに止まれる速度での走行となります。すぐ止まれる速度とは、時速7km以下のスピードです。

◎どこを走ればいいの?

 自転車は原則車道の左側を走るようにしましょう。逆走をすると、違反者には3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

  • 「自転車道」

柵や縁石で、車道や歩道と分けた道路。車道ではありません。

自転車道

  • 「自転車歩行者道」

歩行者も通れる歩道の一種です。車道ではありません。

自転車歩行車道

  • 「自転車レーン」

車道に線を引いて、区切った道路。車道の一部です。

自転車レーン

 どこを走るべきなのか、それぞれ覚えておきましょう。

◎信号はどこを見ればいいの?

信号

 歩道を走っている時は、歩行者用信号機。車道を走っている時には車両用信号機に従い、車と同じ動きをしましょう。車道を走っている時に歩行者用信号機を横目で確認しておくと、車両用信号機のガイド役になり、いつ頃信号が変わるかある程度予測が出来ます。

◎信号を待つ時はどこにいればいいの?

信号を待つとき

 車と同じ停止線で待機しましょう。上のイラストのように、道幅が狭ければ、車の真横ではなく、後方で待つとより安全です。また、重いギアのまま発進しようとすると、自転車がふらつく事があります。ギアはペダルを漕ぎながらでないと変えられないので、赤信号で停止する前に軽いギアに変えておくよう心がけましょう。

 自転車も、自動車と同じように交通ルールをきちんと守って、楽しい自転車生活を送りましょう!

 

今更誰にも聞けない!自転車は車道と歩道どこを走るのが正解なの?

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