こんにちは、開発責任者のサキです。
ライトウェイの自転車は設計、デザインは我々ライトウェイプロダクツジャパンの開発チームが日本で行っていますが、製造は海外で行っています。
製品の品質を保つために私と西原が工場へ生産確認を行っていますのでその時の様子をお伝えいたします。

フレーム、フォークの製造

熟練した職人が1本づつ丁寧にパイプを溶接していきます。ライトウェイ フレーム 溶接 クロスバイク

溶接されたフレームの精度チェック

熟練工が作業してもバラつきは出てきてしまいます。
安定した製品をお届けするため、設計範囲内に精度が出ているかをチェック。
ライトウェイを生産している工場はトッププロが使うフルカーボンのレーシングバイクの生産も行っている工場のため、製造からチェックまで高いレベルで行われます。

強度試験

抜き打ちでフレームがISOの基準を超えているかどうかをテストマシンにかけます。
ここで100kgで踏むペダリングテストを11万回行ったりして、長期間乗った時にフレームに不具合が出ないかをチェックします。


 

塗装工程

ライトウェイのオリジナルカラーを丁寧に塗り重ねていきます。

日本人チームも塗りあがったフレームに予定通りの色の深みがあるかどうかチェック。

ここでフレームとフォークが完成です


クロスバイク フレーム シェファード

ホイールの組立

走行性能に大きく影響するホイールは同じ工場内で製造しています。
まずリムブレーキタイプのホイールはイタリアン組みのスポークレースで仮組み。ライトウェイ クロスバイク ホイール 組立

ホイールに負荷をかけてなじみを出しながらニップルを締めこんでいきます。

ニップルを締めこんだ後で、さらに負荷をかけて初期の振れを取り除きます。

その後、もう一度ホイールバランサーで縦横の振れを取ります。

さらに熟練工が縦横の振れに加えてスポークテンションを全数チェックして調整。

3回ホイール調整をした後でタイヤを組み付けます。

タイヤを装着してエアーを入れると歪むことがあるので、最後にタイヤを装着した状態でホイールバランスを取ります。

ホイールは組み立て精度で乗り心地や高速の伸び方に影響が大きいので、徹底してホイールの精度にこだわって作業設計をしています。
乗って頂くとそのスムーズな走りに納得して頂けると思います。

組み立て工程

全ての部品が揃ったら、自転車の形にしていきます。
組み立てラインにフレームを流していきます。

クロスバイク フレーム

組み立て前にBBやヘッド周りなどへグリスアップ。
このグリスを盛る量は注意しないとスカスカだったり、外にあふれてバイクを汚したりするので注意している所です。クロスバイク BB グリスアップ

丁寧にハンドポリッシュされたピカピカのハンドルとステムが組み立てを待っています。ハンドル ステム クロスバイク

スムーズに組立が進んでいきます。

RITEWAYの製品はフレームサイズ毎にパーツのサイズを変えていたり、特注カラーを採用しているので、組み付けに間違いが無いかフレームビルダーの西原もラインに入って確認します。

この状態で完成車箱に封入されます。

最終チェック

箱に入れたら、輸送中に傷が行かないか実際にブンブン揺らして中身を確認します。

抜き打ちで箱から出したら、実際に店と同じように組立をします。
そこで組み付けの間違いはもちろんですが、グリスの量や傷、ボルトの締め付けトルクなどをチェック。ライトウェイ シェファードライトウェイ クロスバイク 生産

仕様通りに組まれている事を全て確認してから日本へ運ばれてきます。
丁寧に組まれた信頼できるライトウェイのクロスバイクに是非乗って頂ければ嬉しいです。

動画でも紹介しています。

ライトウェイバイクができるまで

この記事が気に入ったら
「いいね」してね!

RELATION