スポーツバイクには必要最低限の装備しかつけられていないので、自分でライトを付属品として購入しなければいけません。自転車は道路交通法で「軽車両」とみなされるため、車やオートバイと同じように、ライトを装着は必須です。
夜に走る事は滅多にないから、ライトがなくても大丈夫!と思っていても、冬場などの日照時間の短い季節では、夕方の5時にはすっかり暗くなってしまいます。
ライトを装備して、自分の身を守るだけでなく歩行者への事故など自分が加害者となってしまわないよう、必ず装着しましょう!
◎暗い道を走るにはライトは必需品
ライトは暗い夜道を照らすという役割だけでなく、走行中、周囲に自転車の存在をアピールするためにも必要です。また、市街地など夜でも比較的明るい道を走る分には問題ありませんが、街灯のないサイクリングロードなどを通勤や通学で利用する場合は、路面状況をしっかりと把握するためにも、「明るい」ライトは必需品です。
◎どれぐらいの明るさのものがオススメなの?
自転車用のライトは、「ルーメン」という単位で明るさが表記されている事がほとんどです。では、ここでほとんど周りに明りがない場所で「ルーメン」の比較をしてみましょう。
上は「70ルーメン」のライトの画像です。時速15kmぐらいのゆっくりした速さでの市街地の走行なら問題ありませんが、上の画像のように真っ暗な道では少々不安になる明るさです。
上の画像は「400ルーメン」のライトです。70ルーメンよりも圧倒的に光の量が増え、遠くまで視認する事が可能です。オートバイと間違われるくらいの明るさを発揮してくれるので、真っ暗な道も時速25kmぐらいであれば十分な視野が確保出来ます。
最後は「800ルーメン」のライトです。800ルーメンのライトは大幅に明るさがアップします。遠くの障害物もはっきり識別出来るので、時速30kmを超えるスピードでも十分対応出来ます。初めて走る道などにも、障害物や柵を早く確認出来るので、スピードを出しやすいロードバイク乗りの方などにオススメです。
◎ライトのバッテリーは乾電池式とUSB充電式の2種類
自転車専用のライトには乾電池タイプのものと、USB充電式の2種類があります。
乾電池式のライトは、万が一電池が切れてしまっても、コンビニなどですぐに手に入れる事が出来ます。また、エネループなどのニッケル水素充電池があるので、充電式電池を活用すれば何度も使用が可能です。
通勤や通学などで、毎日ライトを使うという方は、USB充電式のライトなら何度も充電が出来て経済的です。デメリットとしては、出先で電池が切れてしまった場合どうしようもない、という点が挙げられます。そんな中、バッテリーが少なくなってきた事を知らせてくれるインジケーター式のライトも中にはあります。充電の差込口がマイクロUSBタイプのライトなら、スマホと同じケーブルを使用する事が出来るのでオススメです!
◎ライトはどこに取り付けるのがベストなの?
自転車のフロントライトの取り付け場所は2通りあります。
まずは、上の画像のようにハンドルへ取り付ける方法です。ただし、ハンドルに取り付ける場合、対向車や歩行者にまぶしい思いをさせてしまわないように、角度に注意が必要です。路面を照らせるように、角度の調整を行いましょう。
もう一つは、フロントフォーク部分に取り付ける方法です。こちらも、対向車や歩行者への気遣いとして、角度を調整しながらの取り付けを行いましょう。角度の調整が難しい場合は、専用のマウントなどを利用して、調整してみて下さい。
自転車のライトひとつとっても、「明るさ」「電池式」「充電式」・・・など様々な要素があります。自転車のフレームカラーに合わせてライトのカラーも選択するなど、遊び心を持って考えてみるのも良いかもしれませんね。まずは機能面で、どういった物が一番自分にとって使いやすいか、を考えてみましょう。
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