自転車で毎日通勤・通学をしている人は、点検を怠らずにきちんと安全を確保しましょう!今回は簡単に誰でも出来る点検方法をご紹介します。
点検や整備不足は人身事故に繋がる危険性もあります。点検する事で、整備不良を発見し、事故を未然に防ぐ事も出来ます。また、自転車を長持ちさせて使用する事も出来るので、毎日乗る自転車だからこそ、いつでも安全な状態で乗れるように、点検方法を覚えましょう!
◎合言葉は『へどはんぶんさびくいたいわ』
『へど』とは、ヘッドの事を指します。画像のように、ハンドルを90度ひねって前後に動かしガタがないか確認します。ガタガタしなければOKです。
『はん』はハンドル。自転車と向かい合わせに立ち、前輪を足で挟んで固定します。ハンドルの両端をつかんで左右に動かした時、動かなければOKです。
『ぶん』はブレーキレバー。ブレーキを実際に引いてみて、適切にブレーキがかけられるかどうか、を確認します。
ブレーキレバーがハンドルにくっついてしまうと、ブレーキが十分効かないのでNGです。グリップとレバーのすき間が、15mm以上あればOKです。
『さ』はサドル。サドルがしっかり固定されているか、サドルの両端に手を掛けて、強く動かしてみます。前後左右上下動かしてずれなければ、大丈夫です。
『び』はBB(ビービー:ボトムブラケットシェルの略)。ペダルがついている部分が「クランク」といい、クランク軸の周辺を「BB」と言います。
上のイラストのように左右のクランクを内側に向けて力を入れて、ガタがないか確認します。
『くい』はクイックレバー。車輪を固定しているレバー(クイックレバーやクイックリリースレバーなどと呼ばれています)がしっかり閉まっているか?前と後ろ、両方確認しましょう。
『たい』はタイヤ。タイヤの空気圧を確認します。空気が少ないと、パンクしやすくなります。きちんと空気が入っていれば、軽くこぐ事が出来ます。空気圧は、両手の親指でタイヤを強く押した時、カチカチに硬い状態が適切です。
『わ』はワイヤーのこと。ワイヤーの先がばらけていないか、点検します。ばらけたり、ほつれたりしていると指に刺さったり、服にひっかかったりして危険です。
以上の8つの点検ポイントをチェックする事で、不安を解消できます。点検管理が難しそうと考えてしまうと、なかなか手が出せないかもしれませんが、覚えてしまえばだれでも簡単に行えるので、日々の生活の中で点検する時間を確保するようにしましょう。
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