IMPRESSION – IA1
飯田忠司 |
プロトライアスリート 日本トライアスロン連合指導者養成委員 トライアスロンスクールI-STORM代表 |
主な成績 2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝 2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位 2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位 |
【選んだ理由は?】 FELT が満を持して開発し登場した最新トライアスロンバイクIA。トライアスロン、特にロングを主戦場とする私としては登場以来、是非乗ってみたいバイクであった。また昨年乗っていた AR FRD との違いも体感してみたかった。 |
【優れているところは?】 平坦路のスピードに乗った時の速度維持能力はノーマルロード、エアロロードに比べると明らかに優れている。ノーマルホイールでもその力を感じるのだから、ディープリム、ディスクホイールでは更に力が増すだろう。見た目から心配される横風の影響も、強力な風の吹く江戸川サイクリングロードでも危険という事は感じなかった。また意外だったのが乗り心地。AR FRD はかなり戦闘的な乗り心地で、DHポジションで長時間乗っていると硬いなという印象だった。IA1 はフレームの素材によるものかもしれないが、見た目の重厚感とは裏腹に路面からの振動などがあまり気にならず、あれ?っと思うほど疲れが少ない。DHポジションで長時間走り、その後のフルマラソンの距離のランニングを控えているトライアスリートにとっても身体に優しいバイクで、ランに向けてエネルギーを温存できると思う。 |
【強みを感じるシーンは?】 平坦基調、向い風の強いコースを長時間淡々と走り続けるようなシチュエーションにはかなりのアドバンテージを感じる。まさにアイアンマンハワイチャンピオンシップのようなコースを速く走る事をイメージして作られた感じを受ける。フレーム重量的には重いが、TTバイクにありがちな立ち上がり時の後輪を引きずったような重さを感じる事もなく、非常に良くできたトライアスロンバイクだと感じた。 |
【どんなライダーにオススメですか?】 トライアスロンのバイクパートを1秒でも速く駆け抜けたいトライアスリート。先述の通り、見た目の割に嫌な硬さはなく、身体へのダメージも少ないので、バイクパートの距離が長くなればなるほど、真価を発揮できるだろう。ロング、ミドルディスタンスをターゲットにしているトライアスリートには間違いなくお勧めできるでしょう。 |
FELT IAシリーズ https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2016model/tri |