| 長男 |
「パパ、今日はお天気がいいから気持ちいいなあ～」 |
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| パパ (課長) |
「そうだね、パパも久しぶりにこうやって家族でピクニックできるからハッピーだ～」 |
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| ママ |
「あらあら、普段お仕事が忙しいから最近あなたの健康が心配なのよ、、それに家族でピクニックなんて本当に久しぶりね」 |
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| 長女 |
「ママ～早くお弁当食べた～い」 |
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| パパ |
「ママ、ありがとう。そろそろ俺も何かスポーツやらないと、、、メタボになりたくないし」 |
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| ママ |
「そうね、年齢的にはそろそろ危な～い！！。ここだけの話だけど、、、部長さん、やはりメタボ？先日、たまたま会社の近くでお会いしたのだけど、お腹が立派だったわ！」 |
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| パパ |
「まあ部長も会社では相当ストレスたまってるから、きっとお腹はストレス満腹なのかもなあ？？？」 |
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| 長男 |
「パパ、サッカーしようよ～ キックキックキック～」 |
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| パパ |
「うお～いいぞ～お前は将来サッカー選手だな！
パパも昔はサッカーやってたからすごいんだぞ」 |
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| 長男 |
「何がすごいの？」 |
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パパ |
「みてろよ、、、パパのキックはどこまでも遠くへ蹴れるから！
スーパーキック～～～～～～」 |
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| ということでパパの蹴ったボールは思わぬ方向（河川の垣根を越えて、、、）へ、、、 |
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| 長男 |
「パパ、すごいすごい！！スーパーキック！！ボールがあんな遠くへ行っちゃった。僕ボール探してくるね」 |
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| ママ |
「気をつけてよ。蛇とかいるかもしれないからね。パパ、すごいのはいいけど、コントロールだめね～」 |
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垣根の向こうに飛んでいったサッカーボールを探しにいった長男、、、
何やら「変なおじさん？」を発見！！ |
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| 長男 |
「パパ、ママ、なんか変なおじさんがいたよ」 |
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| ママ |
「変なおじさん？だから気をつけてね！って話したでしょ。変なおじさんって、変なことしてるの？」 |
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| パパ |
「まあ、世の中、いろんな人いるから、、ママそろそろお弁当食べよう～」 |
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| 長女 |
「うん、お腹すいた～早く早く、、、ママ、、、お弁当～」 |
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| 長男 |
「変なおじさん、でもなんか変、、、」 |
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| ママ |
「あら、遠くからでも見えるの？」 |
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| 長男 |
「うん、遠くにいたから」 |
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| 長女 |
「お弁当お弁当！！」 |
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| ママ |
「じゃあちょっと遠くからなら見てこよっか？」 |
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| 長男 |
「こっちこっち、、、」 |
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ということで、長男とママは垣根の向こうへ
すると、ママが息をはずませて戻ってきました。 |
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| ママ |
「パパ！！！！！！！！ 変なおじさんって部長さんでないかな？？？」 |
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| パパ |
「部長？？？？」 |
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| ママ |
「だってあのお腹は部長さん！！」 |
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その場で見えた光景、、、
お腹がでっぱったある中年男性が自転車をかついで河川の階段を
えっさこっさと登っているではありませんか、、、 |
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| 長男 |
「パパ、自転車かついでる人いるよ、、変なおじさん、、、」 |
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| ママ |
「パパ、そうよ！！部長さん部長さん！！自転車かついで階段登ってる！！」 |
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| パパ(課長) |
「エ！！！！！！！！！！！ ！！！！！！！！！！！」 |
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| 課長ファミリーはお弁当も食べずにその垣根の手前から遠くの階段を上る部長に注目。 |
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| 長女 |
「ママ、、自転車って乗るんじゃないの？」 |
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| ママ |
「そうね～自転車かつぐなんて聞いたことないし、見たことないわ～」 |
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| 課長 |
「かつぐ！！いや！見たことある！！あるある！！２月にお台場に散歩にいったときにシクロクロス大会やってたぞ！砂浜を選手たちは自転車担いでいた！！！
え？ということは、、、部長がシクロクロス ！！！！！！！！！！！！ ？？？？？？？？？？？？？？
部長に会ってくる！！」 |
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| ママ |
「私たちはお弁当食べてるからね」 |
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| 長女 |
「うん、お弁当お弁当！！ママママ」 |
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| ということで、かけだし課長は階段をえっさこっさと登っている変なおじさん（部長）のもとへ。 |
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| 課長 |
「部長！！！！！！！！！！！！！！！」 |
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| 部長 |
「？？？？？あれあれあれ、、、お前何でここにいるの？？？」 |
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| 課長 |
「部長こそ、これシクロクロスでしょ！！」 |
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| 部長 |
「この前、喫茶店のマスターのオーストラリアの話聞いただろ。年齢がいってもシクロクロスは楽しめるってな。
俺もロードバイクは依然から乗ってたけど、どうもシクロクロスもナウいかもってな！」 |
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| 課長 |
「ナウい？？それって何語ですか～」 |
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| 部長 |
「え？お前ナウいって知らないの？」 |
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| 課長 |
「ハイ、そんな言葉今ではないっす」 |
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| 部長 |
「まあいいや、、、そんなことは、、、それよりシクロクロスの練習しないと！！」 |
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| 課長 |
「練習って、、、部長何やるんですか？」 |
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| 部長 |
「マスターがな、まずは自転車に乗ったり、降りたり、かついだりする練習しなさいと教えてくれたんだ。だから今日は密かに秘密練習してたのに、、、お前に見つかるとは、、、」 |
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| 課長 |
「でも部長、お腹出てるし、階段無理じゃないっすか？？」 |
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| 部長 |
「馬鹿者！腹はへこまいけど、根性はつくぞ！！それにロードバイクと違っていろいろなテクニックがいるようで練習の中身も深～い
部長としては、この際シクロクロスを極めたくなってな！！」 |
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| 課長 |
「でもいくら極めるといっても階段登りだけでは違うでしょ」 |
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| 部長 |
「お前、俺は今朝早くからきてすでに練習は最終章。ロードワークして、ランニングして、自転車の乗り降り練習して、８の字スラロームっていう練習で目がクルクルして、そして階段練習」
「やっかいなのは、シケインという４０ｃｍ位の板を飛び越えるのが難関、、、何せこの腹だから、自転車降りて担いで４０ｃｍもジャンプなんてことだから、、、腹じゃま！！！」
「ま～こういういくつもの練習が必要なようだぞ。」 |
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| 課長 |
「部長、大変みたいだけど・・・・何かカッコいいっす！！お腹は出てるけど、部長の言葉、力強い！！」 |
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| 部長 |
「そうだろ。だてに部長やってないからな！やるときはやる！！」 |
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| 課長 |
「先日の喫茶店マスターが話していたけど、、、仲間って大事だっていう話。
カッコいい部長！にあこがれます！！僕も仲間に入りたいっす」 |
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| 部長 |
「かわいい部下がそう言ってくれるのを無下に断る理由はないな～
一丁、やってみっか～～～。一丁一丁 魚●一丁！！」 |
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| 課長 |
「それは居酒屋さんです、、、」 |
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部長、課長 |
「ハハハハハハハハ」 |
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～ ということで、どうやらこの２人、会社以外でも同胞になったようです。
でも大丈夫かな？？？課長さん！
ファミリーがお弁当食べてるのに、、、自分の世界に行ったきりで ～
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