CROSS★OVER SPORTS ep03

What is CYCLOCROSS ?
第一話
「シクロクロスって何だ???」
第二話
「シクロクロスの道具とは、、、」
第三話
「仲間をつくろう」
第四話
「シクロクロスの練習とは、、、」

第三話 「仲間をつくろう」
~ 2015年秋、暑い暑い夏が終わり、夜空もきれいな星や月がみえる季節となりました。
シクロクロスに片足を入れようとしていた部長、課長、
そして例の喫茶店マスターは、、、どうしているでしょうか??? ~
課長 「部長さん、おはようございます」
「最近、朝とかなんか寒いくらいですね」
部長 「そうだな、俺も会社までは軽く1時間半はかかるから家を出るのが早朝~。太陽もなんかまだ低い時間だぞ」
課長 「そんなに早いんですか!?俺は部長さんに比べれば楽勝です。会社までは電車で30分くらい」
部長 「おまえ、ところで最近例の喫茶店行ってみたか?」
課長 「時々店の前通るのですが、閉まってます。お店やめたのですかね?」
部長 「どうかな?あのマスターちょっと変わってたからな」
課長 「変わっていた?」
部長 「そうだろうが、、、シクロクロスに昔からはまっているなんて、、、凡人ではない!!」
課長 「ちょっとあとで行ってみますか?閉店だと思うけど」
部長 「そうだな、閉店覚悟で行ってみるか~」
~ ということで、残業を済ませたあと2人は軽い気持ちと
どこかしらドキドキしながら例の喫茶店へ、、、 ~
課長 「部長!!開いてます!!」
部長 「うお~珍しい、、、なんか俺たちのこと見られてるような感じ」
~ ドアを開けると、店内からはどことなく懐かしいジャズが流れてました ~
マスター 「いらっしゃいませ」
「あれ、お二人さん、お元気でしたか?」
課長 「というより、、、マスターお店やめたのかと思ってました」
部長 「なんかあったんですか???」
マスター 「実は、この夏、思い切ってオーストラリアにいたのです。」
課長 「オーストラリア???何で???」
部長 「というか、あっちは南半球ということは冬???」
マスター 「オーストラリアは大きな国ですね。首都シドニーに滞在してましたよ」
「実は娘が長期留学してるのです。」
「たまには可愛い娘の様子を見てこようと思い切ってお店休んで行ってました」
部長 「マスターいいですね、今年の夏はめちゃくちゃ暑かったから正反対のオーストラリア、いいじゃないですか~」
「俺も将来、マスターみたいな生活したいなあ」
課長 「夢夢夢、、、でも素敵だな~」
「娘さんも留学とは、、、いいですね~」
「オーストラリアでは、観光地巡りですか?」
マスター 「実は、娘に会いにいくことも大事でしたが、最近知ったことで、、、オーストラリアでもシクロクロスやってる!!という情報です」
「自転車好きも私は長いのですが、まさかオーストラリアでシクロクロス!!とは、、、思ってもいませんでした」
部長 「え?シクロクロスってヨーロッパが本場では??」
マスター 「確かにそれはそれで正解ですが、世界的に人気が出てるようです。」
「日本も昔に比べれば全然別世界ですね!あちこちでレースが開催されているなんて想像できなかったですし」
課長 「マスター、もうすこしオーストラリアのシクロクロス話してくださいよ」
部長 「俺も聞きたいっす」
マスター 「そうですね、いろいろありましたが、特に印象に残ってることといえば、、、」
「シクロクロスは仲間」ってことかな?
課長 「仲間!?」
部長 「選手は1人でしょう???」
マスター 「走るのは選手1人ですが、その選手をサポートする仲間がまたいるのです」
「そして案外選手以上のシクロクロス能力が仲間たちは必要ってことです」
課長 「何ですか?それ???わからないなあ」
部長 「でもなんか部長としては興味あるなあ」
マスター 「端的にいうと、F1レースを想像してください」
「優秀なドライバーは当然必要ですが、オイル漏れ、パンク、故障などが起きるとレーシングカーがピットインしますね」
「そしてピットでは、その道のプロが一気にトラブル対処して車をピットから本レーンに復帰させます」
課長 「なるほど、、、でもシクロクロスも同じなんですか?」
マスター 「そうです。同じと考えればいいですよ」
「オーストラリアのレースも毎週末開催されていたので観てきました」
「レベルは結構高かったですよ」
「そして選手の家族、恋人?、友人がピットで選手をサポートしてました」
「ライダーでなくてもレースに参加している存在ですね」
「案外、選手ではなく、サポート役が趣味って感じの人もいたようです」
部長 「マスター、、、いい話ですね」
「わが会社の俺の部門もみんなで支えあってこそいい仕事ができる!!」
課長 「え???なんか飛躍してません???」
マスター 「そういう意味では、バイクをいじるのが好きな仲間、選手の写真を撮るのが好きな仲間、レース経過を無線で飛ばす監督?解説役が好きな仲間、軽くみても4~5人でサポートできると素晴らしい!!」
「家族、兄弟、友人、知人、恋人、、」
「まずは、仲間がいると素晴らしいです。レースに対する気持ち入れが全然違ってきますからね~」
課長 「それでマスターは、レース観てきただけですか??」
マスター 「???長く滞在してたので、ちょっとした仲間ができましてね、、、」
部長 「まさか??」
課長 「え?まさか???」
マスター 「いや~好きな世界だけに、、、年甲斐もなくレースのマスタークラスってとこで1回走ってきました」
部長、課長
「うお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
マスター 「娘もピットにいてくれたのですが、結果は、、、最後尾選手に近いとこでした」
「レース後に娘にこっぴどく言われましたね~」
「レースに出るなら腹へこませてからでないと、、、とね」
部長 「うお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
課長 「部長!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!」
マスター 「とにかく、仲間と遊べる、楽しめるとこがシクロクロスの醍醐味かな」
~ ということで、お店を休んで南半球でこの夏を過ごしたマスター、、、
どうやら昔とった杵柄???あれれ、、、ひょっとして、、、この冬、、、、 ~
次回へ続く。

第一話
「シクロクロスって何だ???」
第二話
「シクロクロスの道具とは、、、」
第三話
「仲間をつくろう」
第四話
「シクロクロスの練習とは、、、」