CROSS★OVER SPORTS ep01

What is CYCLOCROSS ?
第一話
「シクロクロスって何だ???」
第二話
「シクロクロスの道具とは、、、」
第三話
「仲間をつくろう」
第四話
「シクロクロスの練習とは、、、」

第一話 「シクロクロスって何だ???」
(登場人物)
  課長(30代男性)・・・ 入社から数年経過。既婚で子供にも恵まれた一家の大黒柱。
会社でも責任ある位置ですが、、、
日ごろの仕事のストレス発散&メタボ予防も含め自転車に乗ると決意した男性。
シクロクロスというものを全くもって知らないレベル。
  部長(40代男性)・・・ 既にロードレーサーを所有して自称「自転車玄人」。
職場では、多くの部下と共に仕事をこなす40代男性。
マスター(50代男性)・・・ 昔、昔、その時代を知っている喫茶店の店長
GWを目の前にして午後からちょいとお茶している都内の某喫茶店
部長 いや~今年もいよいよGWだな~
課長は、今年のGWは家族旅行かな?
課長 ようやくとれたGWですが、家族サービスだけだと大変ですよ、、、
お金もかかるし、子供もまだ小さいだけに手がかかるし、体力がもちません。
最近、仕事も増えてストレスやら、、、
部長 ストレス?
ハッピーな課長でもストレスか!?
課長 はい。
それに先日の健康診断では「メタボ予備軍」と宣告されました。
部長をみならって自転車やってみようかな!と思ってるところです。
部長 そりゃいいことだ!!
俺も自転車に乗ってからというもの健康診断では毎年「健康健康!!」
でも自転車の世界も奥が深いもんでな。
最近ではシクロクロスってやつが何だか巷で噂というか、人気があるようだな。
でも、ネットや雑誌でみると、、、自転車かついで砂浜走ったり、階段登ったり、、、変なもんだよな。
自転車使った障害物競走?
ロードバイクを愛好する俺としては、興味はあるけど、一歩はなかなか入れない世界かも、、、
課長 僕は自転車全然知らないので先入観ないっす。
そういえば2月だったかな??
家族でお台場海浜公園に遊びに出かけたら、すごい人出があったのでちょっと覗いてみたんです。
砂浜を自転車担いでました!!
自転車をかついで走るなんて滑稽でしたね。でもコースで応援している人がそんな滑稽な選手を 大声で応援してました。
ちょっと感動しましたよ。
でも僕は、砂浜は子供と夏に遊ぶのがいいのかも、、、
でも、でも、でも、、、印象に残ってるだけに、、、、興味あるのかもしれないなあ。
(ふと喫茶店の壁にポスターが)
部長 あれ?あの壁に貼っている自転車のポスター!
「championatts de monde de CYCLOCROSS 1996 PARIS」
選手が自転車担いでいる!!
課長 「シクロクロス」っすか???
部長 あの~
そこの壁に貼っているポスターって「シクロクロス」ですかね?
マスター あ~あれね、、、
そうですよ、その昔シクロクロスにちょっと足突っ込んでましたよ。
1996年ですから、もう随分と昔昔。時が過ぎましたね、、、
課長 エッ!マスターって自転車やってたんですか!?
それもシクロクロス???
もしよければシクロクロスのこと話してくださ~い。
部長 課長、お前厚かましいぞ!!
課長 でも僕、お台場で覗いた、あの熱い世界がなんか忘れられないんす。
部長がロードバイクなら僕はちっとシクロクロスに一歩足を入れようかな、、、
部長 お前、結構積極的だな~ そのくらい仕事も頑張れ!!
課長 ハ~イ
マスター そうですね、シクロクロスって日本じゃその頃は、ほとんどの人が知らないスポーツだったんです。
ドロップハンドルの自転車で野山みたいな所を走ったり、急な坂や所によっては担ぐし泥んこにはなるし、、、
はたから見たら「変人」っていう風でしたね。
まあ、それぞれ皆さんは自分ではヒーローみたいな意識があって、ちょっと風変わりな選手が多かったですよ。
たぶん、今ではいいオヤジの年齢ですね。
オヤジの前にも先駆者はいたようです。
どんなスポーツにも先駆者はいますからね。
部長 今は、雑誌やyoutubeなんかでいろいろ見れますね。
私はロード派ですが、自転車のサイトでは最近結構シクロクロスの記事や動画増えてるのでシクロクロスというイメージはわかります。
でも実際にやってみようとは思いませんが。
課長 僕は、仕事が忙しくなってきたし、家族サービスもしないといけないのでロードバイクで何時間も練習したりはできないなあ、、、
シクロクロスもレース時間とか練習時間とか長いのですか?
マスター 世界を目指していたころは、無我夢中でしたね。
練習時間なんて考えたことなかったですよ。
なんせいろいろな動作があるだけに練習にも終わりがないんでね。
でもね、先日のお客さんでシクロクロスに興味ある人はこんなこと話していましたよ。
「シクロクロスは時間が短いから、案外俺も走れるかも!!」
なんてね、、、
課長 どれくらいの時間走るんですか?
マスター 人それぞれですが、トップを目指す選手のクラスは1時間程度。
最近は女性クラスもあるんだけど、女性は40分だね。
会場によって違いはあるけど、1周を6分程度で走るから男子なら10周くらいはバトルしてます。
部長 ロードレースも一般レースならそれくらい走るなあ~
それくらいならロードで鍛えた俺の脚、まだ活かせることができるかもしれないなあ、、、
マスター 部長さん、それって大事!大事!!
もともとシクロクロスってヨーロッパで誕生したスポーツでね、ロードレースの選手がシーズンオフの秋冬の手軽な練習から派生したスポーツですよ。
ロードレースの選手が活躍してたもんです。
部長さんの日ごろ鍛えた脚でなら、シクロクロスも草レースなら十分活躍できると思いますよ。
あっ、何か話長くなっちゃいましたね。
部長&課長
何か奥が深そう!!!!!!!!!!!!!
マスター そうですね、昼休みでは話終わらないですね~
また今度話してあげますね。
でもお二人さん、そろそろ会社に戻らないといけないのでは?
部長&課長 「午後からゴールデンウイークで~す!!」
マスター (笑)

第一話
「シクロクロスって何だ???」
第二話
「シクロクロスの道具とは、、、」
第三話
「仲間をつくろう」
第四話
「シクロクロスの練習とは、、、」

最近爆発的なブームにより大人気のシクロクロスについて、毎月1回×10話に渡り取り上げていきます。
監修は、日ごろ関東にてシクロクロスの普及活動を推進しているmistral.sports.club代表の大山 智が務めさせていただきます。