折しもリーマンショック後の就職活動期間だったため恥ずかしながらあまり就職活動がうまくいっておらず、自分の進路がよくわからなくなっていました。当時お世話になっていた自転車店の店長様より、それなら輪界とか考えないの？とご助言頂いたのをきっかけに志望しました。（それまで輪界は全く考えたこともありませんでした…）あとは英語ができたので、輸入卸売の専門商社であれば活かせる機会も多いかと考えたのも理由です。

08:15		出社
08:30		業務開始
09:00		メール確認、コレポン業務
10:00		商品化関連作業
11:45		お昼休憩
12:45		午後業務開始
14:00		広告案作成
16:00		メーカーとのWebミーティング
19:00		退勤

入社当初は現・購買/SCMに配属となり、商品の輸入実務と不具合等トラブルがあった際の対応などについてのメーカー側との渉外を担当していました。その後企画室へ異動となり、現在は各メーカーからの情報を元に商品を国内流通させるための商品化業務、ブランドの発信内容等の方針を決めるマーケティング・ブランディング業務を担当しています。具体的には取り扱いラインナップや国内流通価格を決定したり、メーカー側から仔細な商品情報を入手して自社サイトなどに落とし込んだり、広告など皆さんの目に付くクリエイティブがブランドガイドラインに沿うように調整したり、などしています。

商品を国内に持ち込む際には商品カテゴリー毎に市場におけるポジションを考えたり、いろいろなデータや経験則からしかるべき宣伝を行い販売すればこの程度の実績は残せるだろうといった予測を立て進めるのですが、実際に販売を始め、結果が伴っていることが確認できると安堵と共に嬉しさを感じます。もちろん、結果が見えるのは発売してからある程度の期間が経過してからですし、消費者の皆様に受け入れて頂くまでの過程には社員各員の努力や実際にお客様に接して頂く販売店様のご協力があってこそですが、「この商品を売ろう！」という言い出しっぺとしては、皆様が商品を手に取って満足してくださる、こんなに嬉しいことはありません。

基本的には「自転車って素晴らしいよね！」という想いでここまで来た人間ですので、同好の士を増やしていくのが目的です。同好の士になってくださった皆様の生活を自転車を通してより豊かなものとする一助になれれば最高だな、と考え、自転車だったらそれができるとも信じています。常々感じるのは、こんなに手軽に自分の日常で手の届く範囲を広げてくれながら「冒険」を再発見してくれるツールは他にないのではと思っています。意外と身の回りにあるものほど実は知らないというのは誰でも経験あると思うのですが、それが自転車に乗るとどんどん見つけられる。きっと幼少期に経験しただろう感覚にもう一度触れ、ノスタルジーを感じられるのではないでしょうか。それと、自転車趣味の人間は私の知る限り大体みんな健康です。人生100年時代、健康寿命とアンチエイジングが叫ばれる中にあっては、これはかなり大事なことな気がします。手軽に運動できる。関節を傷めない。一人で乗っても、だれかと乗っても楽しい。ついでに、多分生活習慣も改善します。豊かになる要素しかありませんね…。皆様もご一緒に、自転車楽しんでみませんか？

所属する企画室に関して言えば、かなり自由なのではないでしょうか。もちろん会社組織である以上、ある程度守るべき規範はありますが、合理的な理由や個々の事情を考慮して働ける環境にあると思います。業界内では比較的大きいですが、世間一般でいえば小さな会社ですので、仕事の進め方は基本的には個々に別の仕事を進めつつ力を合わせるところは相談して一緒にやる、といった感じです。チームも皆さん温和な方が多いので、心理的なハードル抜きに相談できるかと思います。反面、商品・ブランド関連知識、マーケティング知識や合理的な思考方法、業務プロセスの構築やデザインスキル、メーカーやメディアとの折衝能力、あとは比較的新しい業務関連ソフトに手を出すのでそういった部分の適応力など、業務が広いため求められる能力も多いです。始業前には部内各員それぞれフリーテーマで10分程度のプレゼンをするのですが、普段触れているものが多岐にわたるためなにかの参考になることも多いです。刺激し合える環境にあるのかな､と思います｡