スペックとしてコンポはデュラエースを使用、ホイールはシマノ7950‐C50クリンチャーを使用しました。 まず乗ってみて感じるのが縦剛性の強さ。エアロ形状が要因であろう直進時の安定性です。こぎ出した瞬間から硬さを感じられるが過剛性により体にそのまま跳ね返るような感覚ではなく、ロスなく推進力に変わるといった感じであり、レスポンスの速さから実感するというイメージです。それによりこぎ出しは軽く、人によっては見た目とのギャップから乗り始めは、違和感を感じるかも知れません。 直線では伸びていくような加速感があり心地よく速度を上げていけます。中速域(30km/h〜40km/h)からの安定性は非常に高くシッティングでケイデンスを上げてまわしている間も真っ直ぐ前に引っ張られるように進みます。ぐいぐい進むというよりはスーっと上がっていく感じだと思います。 振動吸収という点ではフォーク、ダウンチューブからは少し突き上げられるような感覚があります。これも縦剛性の強さからきており、形状のイメージそのまま上向きのベクトルの力に対しても素直に且つ素早く伝えているように感じました。一転、後ろ三角は程よく振動を吸収してくれているように感じ、種類の違うカーボンによる効果も感じ取れます。 登坂能力は一般的な進み方をするように思いますがあれだけ特化した形状にも関わらず平均点以上は見込めるのではないでしょうか。しかし下りとなるとエアロ効果をフルに活用しみるみる速度が上がっていきます。 コーナリングのフィーリングはかなりクイックなので好き嫌いがハッキリしそうです。しかし慣れれば下りコーナーでも速度を保ったまま入ってゆき思い切り倒しこむこともできます。実際下りの速度が2〜3km/h上がり70km/hという速度を計測したこともあるほどです。 AR1は特徴的でありスプリンター型、トルク型のライダーに好かれるのではないかと思いました。 やはり特筆すべきは他のどのメーカーのバイクよりもエアロ形状を追及したフォルムであり作り手のこだわりを感じられる所だと思います。
コンポやホイルはカタログのものをそのまま使用しました。 まず乗ってみて感じるのはアルミのパリッとした心地よい踏み出しの軽さです。ブロックタイヤで34Cのタイヤを装着していましたが、オンロードでもまったく問題のないフレームだと思いました。オフロードでも使用してみましたが、グッと力を込めて踏み込むとかなりトラクションのかかりがよく沈むような砂地でも問題なくクリアしてくれます。それにプラスカーボンバックなので嫌な振動を吸収してくれます。コーナーでも非常に癖がなく、素直にコーナーに侵入できます。 今回比較対象としてクロモリ素材のシクロクロスバイクを使用しましたが、アルミ特有な踏み出しの軽さがとても印象強くなかなか面白そうなバイクだと思いました。
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