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第24回 鬼ノ城の回 ページメニュー |
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【その一】 鬼 |
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【その二】 今回の城攻めは… |
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【その三】 自転車旅に役立つアイテム:Z4 + フリーロード |
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■今回のポイントを地図で確認! |
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より大きな地図で 城攻めカウントダウン 第24回 鬼ノ城 を表示 |
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【その一】:鬼
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【コメント:阿部ちゃん】
丸亀で偶然再会したプロジェクト135の方々との惜別のシーン。それぞれチームとしての目的を果たすべく、大志を抱いて先を急ぎます。また偶然どこかでお会いしましょう。 |
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我々は岡山県の鬼ノ城を目指すため、2回目の瀬戸内海またぎです。自転車2台置いてもこのスペースは、輪行客には涙ものでしょう。ありがとう四国発の普通列車。 |
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鬼ノ城はきびだんごでお馴染みJR吉備(きび)線の服部駅が最寄りとなっております。岡山といえば桃太郎。服部駅にはこんな看板がこれ見よがしに掲げられております。 |
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「当時鬼がねぇ・・・」とかつての回想録を語って下さっているのは、服部駅でボランティアをやられている例のおじさんです。親切にも事務所に荷物を預かってくれるということで、思わず、きび団子をさしあげるところでした。 |
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阿部から生まれた阿部たろう。忘れかけていた侍魂を呼び覚まし、生憎の雨模様にも拘らず、平成の鬼退治(鬼ノ城攻め)を成し遂げることを今まさに誓った瞬間の一枚。 |
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【コメント:のぶ】
雨降ってきてもうた!服部駅からは6km。当然、登りは覚悟してましたが。 |
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バス行けないですからね、チャリでない人は総社駅というところから9kmほどのタクシー利用が多いようです。
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鬼ノ城への登りは文字通り、鬼。距離は短いものの、斜度は間違いなく、美ヶ原のレース以上だな。 |
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今までの城の坂で一番辛かった。雨も降ってたし。しかし頑張れば、ゴールは常に近づいているものです。鬼城山ビジターセンターに着。 |
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センターではスタッフさんのしっかりした説明がきけます。話が上手すぎて、瞬く間に古代ロマンの世界へ惹きこまれました。鬼ノ城の外壁は2.8kmにも及び、一周して見て回るには2時間ほどかかるそうです。 |
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一緒に説明を聞いているのは東京から夜行バスで来た歴史研究の大学生。ここまでは雨の中、レンタサイクルのママチャリで登ってきたという猛者。古代史への煮えたぎる情熱が彼をそこまで駆り立てるのでしょう。若さっていいな。酔狂ですら輝いてみえる。 |
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訊かなかったが、この男、多分最近、歌舞伎を観に行ったんだと思う。
しっかり勉強したので、城跡へ繰り出しましょうや。ビジターセンターは傘を貸してくれるほど親切。自販機はないけど、きれいな水が無料で飲めます。 |
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古代のこの地方は吉備と呼ばれ、吉備だんごもたくさん作られたでしょうね。大和朝廷は刃向う連中を「鬼」と呼び、制圧のために軍隊を派遣しました。その部隊の将軍こそ「桃太郎」であったと伝承されています。 |
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たぶん、朝廷軍に味方する土豪が三部族ほどいて、その方たちが猿・犬・キジだろうという仮説を唱えると、犬養毅はその部族の子孫だったと大学生が裏付けまでしてくれました。調子のいいヤツだ、ありがとう。 |
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調査に基づき復元された西門。費用は10億円かかったらしい。ちなみに鬼ノ城は朝鮮での白村江(はくすきのえ)の戦いで負けた朝廷が、逆に攻められちまうかも、と慌てて防衛のために築いた要塞のひとつだったといいます。
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これね、晴れてたら相当いい景色でしたよ。山の上から見下ろす総社平野。瀬戸内海も見えるそう。鬼ノ城スタッフさんによると紅葉のある秋が最高だとか。再訪いたしたし。 |
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版築工法で積まれた土塁。現在の技術で積んだものが最近崩れたそうですが、古代の製法では千五百年ちかく崩れないものが残っています。 |
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てか、石垣って古代からあったんだ…古代史の舞台に来るのは多賀城以来。多賀城の国府跡もここ鬼ノ城も日本古来のロマンが空間から立ち上っていて、ぼくたちは少し虜になり始めています。 |
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服部駅の気のいいおじさんに預けた荷物。おじさんの事務所が昼に閉まるので、その前に必ず下山すると約束していた。 |
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古代のロマンが詰まった地、まとめて抜けるかと思うほど後ろ髪ひっぱられました。 |
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下りはスリップ注意のため、慎重に帰りました。
雨はスリップ注意!経験したことない斜度でビビリまくり。 |
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鬼ノ城…、今のところの最難関であったといえよう…。いくつか心残りはあるものの、岡山の地に再訪を約束し、東京へ一旦、引きあげやす。 |
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その二: 今回の城攻めは… |
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