【プロジェクト135】とは、合計年齢 135歳(開始当時)、目標体重135kgとし、トム・カーコー夫妻が日本全国47都道府県を自転車で旅するという壮大な企画から始まりました。なんと、2年かけて、2人は47都道府県を制覇!!
そして、日本だけでは飽き足らず、今度は世界へ飛び出します!
【プロジェクト135 パート2】では、世界遺産を巡りながら、世界の自転車事情をお伝えしていきます。
ベトナム、ラオス、ミャンマーと国境を接する中国雲南省。その省都昆明の南東約80kmにある石林を中心とする周囲約400㎢に及ぶ"造形地形天然博物館"と称されるカルスト地形が2007年6月に世界遺産と認められました。 2億8千年前に海底が隆起し、浸食、風化してできたカルスト地形は、中国四大自然景観の一つに数えられ、石がまるで林のように林立しているところから石林と名付けられました。 |
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※現地の文化、風土を尊重して記事を作成しております。一部、人によっては不快と感じる恐れのある写真を使用しております。ご覧になる際にはご注意下さい。 | |||
■今回場所は | |||
より大きな地図で プロジェクト135 パート2 第14回 「中国南部カルスト」=自然遺産 を表示 |
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行く前は秋芳台のような感じを想像していたのですが、スケールが違いました。巨大です。遠くから見たところです。 | |||
下へ降りるとこんな感じで、迷路の様に見学ルートがついています。 | |||
写真だとその大きさが良く解りませんが、「デカイ!!!」と感じました。 | |||
行いの悪い人がここを通るとあの上の岩が落ちてくるのだとか。今まで通った人は全て善人だったのです。私も通りました。 | |||
雲南省には多くの少数民族が住んでいます。石林のあたりにはサニ族のお嬢さんと一緒に!と思ったのですが、、、。 | |||
実は、この人達は観光客で、石林の公園では民族衣装を貸し出しているのです。貸し出しと着付け付きで10元(200円位)。 | |||
ハイ、サニ族の出来上がりです。 | |||
本物のサニ族、公園の作業をしている人達がお昼してました。特に観光用でなくこんな民族衣装で生活しているようです。 | |||
外でも普通に民族衣装の人達が歩いています。2月下旬に行ったのですが、石林では桜が咲いていました。 | |||
大昔、このあたりは海の底だったというのが、何となく想像できるような水のあるところもあります。 | |||
それにしても、あの岩達は何故落ちてこないのでしょう? | |||
海底から海面を見上げているような所もありました。 | |||
はるばる石林へやってきたモンゴル族の夫婦? | |||
それにしても巨大な石の林でした。 | |||
石林全体でいうともっと大きいのですが、観光客が来る公園だけでもこんなに大きいのです。 | |||
公園入口のラクダ岩です。ラクダに見えますか? | |||
同じく公園入口の人口の池。昔、この池がなかった頃周恩来が「石林は素晴らしいが水がない」と言って作られたとか、、、? | |||
駐車場から公園入口までは電動カートで約5分。あれやこれやでお金がかかるように出来ています。 | |||
雲南省の省都昆明は、東京から北京へ3時間30分ほど、北京から昆明へ3時間程のところにあります。標高は1900mほどで、日本の長距離選手の高地トレーニングにも使われるところで、人口700万人ほどの大都市です。場所によっては渋滞もあります。 | |||
そんな中で、我が自転車達も頑張っています。 | |||
昆明市内で見た自転車達です。 | |||
昆明は2年前に空港が新しくなり、現在は地下鉄を建設中で、郊外では上海からの高速鉄道が3年後開通を目指しているそうで、そこらじゅう建設中の場所だらけでした。 | |||
滞在中、ほとんどが中華料理で、毎食毎食よく飽きもせず…と思いましたが、ご飯にみそ汁が一番飽きない日本人と同じことかもしれません。 | |||
これが私の一番気に入った、トマトと玉子の料理です。ほとんどの食事に、トマトが大きいとか玉子が多いとかの差はありましたが出ました。 | |||
このスープは抜群でした。これを見るまでは…。 | |||
石林は世界遺産ですが、その東100kmほどのところには菜の花で有名な羅平という場所があります。ここについては次回で紹介しますが、そこまでの移動のバス、「加水」とかでブレーキの中に水を入れているところ。 | |||
移動中に見かけた乗り物を紹介しましょう。牛車も大切な運搬手段です。 | |||
隣りを走るローカルバスは人がいっぱいです。 | |||
耕運機に小型トラックをくっつけたような、ハントラと呼ぶのでしょうか。 | |||
高級乗用車。 | |||
移動販売車。 | |||
エコトラック。 | |||
レーシングバイク……。 | |||
そうこうしているうちに、羅平が近づき、菜の花畑が出てきました。羅平の菜の花畑については次回「紅河哈尼棚田群の文化的景観」の中で紹介します。 | |||
もともと旅行は好きでしたが、135パート2として世界遺産の旅を始めて、世界遺産の意味が少しずつわかってきた気がします。後世に伝えるという大義はともかく、ユネスコが保証する観光地といった気がします。観光会社が100回良いですよーと言うよりも「世界遺産」のほうが確かです。こんなことを言っても良いのかどうか、いくら写真やテレビで見てもその良さはわかりません。まして私達の行く135などで解る訳もありませんが、へ~面白そうと思って、行くきっかけにでもなれば喜ばしいことです。 現地へ行って、そこの風にあたり、においをかぎ、人々を見る。良くも悪くも見ることで感じられることがあります。石林は地球って大昔はどんなだったのだろうと思ってしまう風景でした。 文化遺産は人類の歴史の見事さを、自然遺産は地球の営みの不思議を感じさせてくれます。 石林は自然遺産です。皆さんも一度いかがですか? |
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