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ヘッドパーツのガタのとり方

フロントフォークとフレームを連結させている部品は“ヘッドパーツ”といいます。
このヘッドパーツはステムとも深い関係があるんです。
前輪が装着されている棒状のパーツがフロントフォーク、ハンドルがついているのがハンドルステム、車体がフレーム。

これらを連結するヘッドパーツは、長い間使っていたり、山道などで激しくライディングしていると“ガタ”が生じてしまったりします。
ハンドルを握っていると、何だか“ガタガタ”しているのを感じるのが、それです。
“ガタ”をそのままにしておくと、ヘッドパーツの中の細かい部品が壊れてハンドルが回しにくくなってしまう!
だから“ガタ”が出たときの直し方を知っておきましょう!
 

今回のお役立ちアイテムは、crankbrothers マルチ17
\3,465 (税抜価格\3,300)
おなじみの“マルチシリーズ”。これ一つあればメンテナンスもバッチリだし、携帯に便利なコンパクトサイズもうれしい。 プラス/マイナスドライバーもついてるよ!
『ハンドルとブレーキレバーの調整』で使った、マルチ10でも作業はできるよ。

  ヘッドパーツには種類があるけど、今回は現在のマウンテンバイクで最もよく使われている“Aヘッドタイプ”にチャレンジ!

  ヘッドのガタがないかチェックしてみよう。
ブレーキをしっかりかけて、車体を前後にゆする。
ハンドルステムの付根あたりにガタガタ感があったら要注意!ガタをとらなければ。

  Aヘッドはハンドルステムと一体!
まずはハンドルステムを固定しているボルトを緩めよう。
例によって、ヘキサレンチをしっかり差込んで、反時計回しでゆるめる。


  ハンドルの調整の時と同じように、上下の2本のボルトをゆるめるのを忘れずに!

  ハンドルステムのてっぺんにあるこのボルトがヘッドパーツの調整ボルト。
しめ込めばヘッドパーツにしっかりと圧力がかかり固定される。
まずはゆるめてみよう。

  しっかりとガタをとるには、フロントフォークとステムを押し込もう。

  ボルトをしめてヘッドパーツを固定しよう。(ハンドルステムはまだ固定されない)
ある程度、締めこんだら(1)のチェックを繰り返してみよう。
ガタガタはなくなっているかな?


  ハンドルを曲げた状態でガタを再チェック!
ハンドルを曲げた状態でガタが見つかる場合もある。
ハンドルステムのガタと勘違いしないように!

  ヘッドのガタをとり終わったら、ハンドルが真直ぐになっているかをしっかり確認しよう。

  9)最後に、(2)-(3)の逆の手順で、ハンドルステムの固定ボルトをしっかりしめ込む。

さあ、これでヘッドのガタとれたかな?
注意!
重要な箇所なので、少しでも自信がなかったら必ずショップで見てもらおう。

掲載している情報は、記事執筆時点のものです。価格やスペック、その他情報は変更になる場合があります。

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