11月11日に、待望の2012年モデルのFELT AR4が納車されました。逸る胸を鎮めながら早々開梱し、中からAR4を取出し組立をしました。
　天候にも左右されやっと茅ヶ崎、江の島、鎌倉へ出掛けました。湘南の道路は比較的平坦な部分が多いのですが、自宅から海岸道路の134号線を一路江の島、鎌倉へ。若干の起伏がある稲村ヶ崎から鎌倉八幡宮にお参りして藤沢市内を抜けて帰宅しました。ツーリング行程約36kmでした。
　 以前、カーボンフレームのバイクを娘と共有していましたが、初めてエアロダイナミクスカーボンフレームバイクに乗り全く別世界のバイクと感じました。私の身長が160ｃｍでフレームサイズ510は少々大きいのですが、走り始めると違和感はなく、ごく自然にペダルを踏むことが可能でした。ペダルに足をのせて踏み込んだ瞬間、空間を移動する速さに驚きと現実が混同した状況が何とも素晴らしいバイクです。エアロダイナミクスを究極まで探究したフレーム形状、そして、ヘッドチューブとダウンチューブを一体化成形することで得られた、しなやかなさと剛性を高めることができた結果と思います。
　 ARシリーズのフレーム形状がすべて同じことは非常に嬉しいことと感じました。走行中にギア微調整の必要な時、アジャスターがないのが少し残念です。また、今回の試走は比較的平坦な路のため、長い登坂がなくあまりレポート出来ないのが残念です。レースにツーリング向きのバイクといえると思います。これから私もこのバイクを蹴って仲間とツーリングにレースに参加して行きたいと思います。

　時間がなかなか取れない中、やっとFELT乗り憧れのARシリーズのAR4に乗車することが出来ました。今までメーカー問わずアルミフレームやカーボンフレームのロードバイクをいろいろと乗りましたが、このAR4は乗ってすぐに「硬い」というのが印象的でした。硬いといってもノーマル形状のカーボンフレームと比べたらで、エアロフレームにありがちなガチガチの硬さではありません。フレーム剛性の硬さで、翼断面の横剛性を高めるために全体的な剛性を上げているからだと思います。振動を拾いすぎること無く、細かい振動はカーボン特有の衝撃吸収性で上手く消してくれるので、疲れる硬さではありません。翼断面フレームは癖がありそうに見えますが、乗ってみるとビックリするほど素直でペダルを力一杯踏み込んでもフレーム剛性があるので、ねじれないし、剛性がある分踏めば進む進む！脚力が無くても、あるかのような勘違いをしてしまいます。 クランクは52T-36Tで最近人気のあるヒルクライムにも使用できるので、機会があれば試してみたいです。ハンドリングは素直で、神経質にハンドルを握らなくても良いので扱いやすいと思います。走りが良くて、ハンドリングも良いとくれば、ロングライドに最適となります。ポタリングからロングライドまで幅広く乗れるARシリーズは価格は少々お高いですが、初心者の方にもお勧めできるロードバイクだと思います。

　以前からARシリーズが気になっていたので、今回AR4を選択しました。
ペダルを踏み込んだ瞬間「ス～」と前に進んでくれます。エアロ形状とフレームの性能は解りませんが、ペダルを踏んだ分、空気を切り裂く様に「スッスッ」と前に進み、気持ち良く加速してくれるバイクです。私の感覚ですが、平地での巡航速度が上がってる様な気がしてます。ARは、ジオメトリーから見る限り、他社よりも少しチェーンステーが長いので、下りのコーナーに不安を感じていたのですが、何も問題なく安定して曲がってくれます。あと、ホイールですがシマノのRS-30でも充分ですが、ランクアップすれば、フレームの性能を引き出してあげる事が出来ると思います。凄く乗りやすいバイクです。