[ザスカー カーボン 9R エキスパート] ¥294,000 カラー:パールホワイト サイズ:S(420)、M(470) 重量:10.7kg |
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SPEC:GTトリプルトライアングル FOCカーボン、SRAM S1400 2.2 39T/26T、DT SWISS X470 29ER、Formula Rx 160mmローター、ROCKSHOX Reba RL 29" Dual Air 100mm トラベル、SRAM X7/X9、Maxxis Aspen 29"×2.1" | ||||||
29erで速く走りたい人より、楽しく走りたい人に。 | ||||||
29erの懐の深さを、ゆったりとしたカーボンの乗り味で試せる1台。重量は軽く、カラーリングもアーバンな印象でまとめられているので、これからのオシャレな1台として、いろんなところで活躍しそう。しかし、まずはロングライドのイベントだ。これに乗れば、走破も難しくないはず。 | ||||||
カーボンと独自の形状が29erの良さを引き出す | ||||||
期待の復活ザスカー、右は往年のアルミモデルだが、これはカーボン素材を使った最新ハードテイルとなる。まずはパーツのセレクトまでに気を使った、そのままストックで乗り続けたくなるカラーコーディネイトに気持ちが上がるが、試しにまたがると、そのポジションの設定が絶妙、かなりいい感じの仕上がりだ。具体的にはバイクの取り回しやすさを感じるのだ。一般に多い、漕ぐのをメインとしたポジションではなく、山道全体を楽しく走るためのコントロール性を重視したもの。そのあたりにMTBブランドとしてのプライドをひしひしと感じる。実際の走りではどうなのか。山中選手に聞いてみよう。 「柔らかい乗り心地ですね。29erのいいところを、きちんと引き出している感じです。なんていうか、タイヤが路面に吸い付いていて、29インチホイールの追従性をさらに高めている印象です。 |
それに加速感がいいんですね。特に上りで加速の良さを感じます。重さ10㎏強と超軽量でもないんですが、軽さを感じさせるのはさすがです。おもしろいのは、しなやかさのおかげか、タイヤが滑っても、グリップを取り戻しやすいことです。 アルミ版も良かったんですけど、山を走るなら、やっぱりカーボンですね。後輪の突き上げも滑らかにするから、目線のズレも少なく、危険も減り、ラインを選びやすくなります。8万円の違いなら、絶対にこっちがいいですね。 トリプルトライアングルが、カーボンでその実力を発揮している感じです。つまり、シートステーの距離を長く取って後ろの細かな振動を吸収しながら、三角部分で剛性を確保している。まさにカーボンフレームにうってつけの設計だと思います。」 |
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ヘッドには、下に行くほど太くなるテーパードヘッドで高い剛性を獲得。前輪が障害物に引っかかったときに、転びにくくなるのだ。 | このカーボン・ザスカーでは、赤と白のカラーリング。リアディレーラーまで赤いものを使うなんて、その気配りっぷり、大好きだ。 | ロックショックスのリーバ29er。ディスクは160mm、タイヤはマキシスのアスペン。性能バランスのよい構成だ。しかもハブまで赤! | ||||