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モデル名に「Z」がつく「Zシリーズ」は、いわゆる「快適系ロード」。ヘッドチューブが長めに設定されており、ハンドル位置を高くしやすい。結果、上半身の前傾をそれほど強めない乗車姿勢が取れるようになっている。 フレームの設計でもうひとつの特長は、トップチューブのスローピング(傾斜)が大きいこと。このおかげでヘッドチューブが長めでも、ロードバイクとして違和感なく見える。シートチューブが短めになり、シートポストを長く出せるのも日本人向きと言える。 カーボン素材は、ロードレース向きの「F5」と同様のグレードなのだが、乗った感じは「Z5」のほうがマイルドな印象。振動吸収性は良好だ。ハンドル位置を高くできることと相まって、長距離をラクに速く走れる。ロードバイクの前傾姿勢に慣れていない人は、ヒルクライムやロードレースでもこちらのほうがいい成績を望める。 装着部品は手抜きなしのフル105をアッセンブル。快適系のド真ん中ロードだ。 |
アップライトなポジションをスタイリッシュに実現したコンフォート・フレーム。これまでステアリングコラムに大量のスペーサーを入れないと適したポジションにならない人に向けたジオメトリーだ。スペーサーを減らすことでハンドリングも本来の性能を発揮できるので一石二鳥といえる。 コンフォートといっても運動性能は十分に確保されており、軽やかな走りを実現できる。「しっかりしている」や「落ち着きがある」という言葉がよく似合う質感。パーツアッセンブルによって、マイルドな雰囲気ではあるが、秘めたる性能は高い。 アップライトなポジションはリアに荷重が集中して、お尻の痛みを誘発しやすいが、ほどよく案配のいいジオメトリーと、オリジナルパーツのアッセンブルによって快適指数は満足できるレベルに仕上がっている。走りのキレを高めたいなら、ホイールを第一にグレードアップするとより楽しめる。 |
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ヘッドチューブは、Zシリーズに対して30~40mm、ARシリーズに対しても20mm長く設定。前傾の強くない乗車姿勢を取りやすい。 | ハンドル&ステムはフェルトオリジナル部品。ステムはフレームカラーに合わせてホワイトのカラーリングにペイントされている。 | 装着される部品は、手抜きされやすいクランク、チェーン、スプロケット、ブレーキまですべて105。良心的なアッセンブルだ。 | トップチューブのスローピングが大きめなので、停止時にフレームに跨りやすい。シートチューブは短い分、シートポストを長く出せる。 | |||