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GT bicyclesの誕生 GTの生みの親であるゲーリー・ターナーは、トランペットやトロンボーンのような高度な溶接技術を必要とする楽器の修理職人でした。普段の仕事とは離れて高強度のクロモリ鋼を溶接してドラッグレーサーカーを作る傍らプロのドライバーとしても活躍しました。 1973年、大きくなった自らの息子に最先端のクロモリ素材を使用してBMXレーサーを作ると他の子供からも作って欲しいと要望が殺到し、その噂が一気に広がりました。 同じ頃、後に共同経営者になるリチャード・ロングはカリフォルニア州オレンジカウンティでバイクショップを経営していました。店のお客様がゲーリーのフレームをどんどん欲しがるようになると、彼はゲーリーにリチャードのバイクショップで製作、販売をしようと声をかけました。ゲーリーは同意し、世界で最も有名なBMX界のパートナーシップが始まりました。彼らはカリフォルニア州サンタアナに工房を構え1979年にゲーリーターナーの頭文字を取ったGT bicyclesというブランドを設立し世界に向けて販売を始めました。時代とともにBMX人口は増加し、GTは世界的BMXレースのスポンサーになるほどに飛躍していきました。 リチャードはマーケティング、ゲーリーはフレーム製作の天才として才能を余す事無く発揮できるフィールドを見つけたのです。 ![]() |
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![]() 1980年からGT bicyclesは毎年すさまじい勢いでフレームを開発し、次々にBMXの領域を広げていきました。例えばFREESTYLEというジャンルを作り上げたPERFORMERというバイクは伝説となり、今日まで続くBMXのカテゴリーになっています。さらに高性能なフレームを開発、生産する為に会社はカリフォルニア州ハンチントンビーチに溶接作業、倉庫、物流、本社機能を備えたビルを構えました。この間にGT bicyclesはBMXレースの上位を独占し世界のGT へと飛躍を遂げました。 |
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MTBの開発 ![]() |
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ナショナルチームへの供給 時を同じくしてロードバイクではProject96が進められ、それは人類史上最も速いトラックレーサーをアメリカオリンピックナショナルチームへ供給する計画でした。その開発には数億円という桁外れの開発費が投じられ、言うまでもなくメダルを獲得しました。それ以来、自転車競技連盟はGTが開発したエアロダイナミクスフレームを使用禁止にしたほどです。 |
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最高を求めて 1994年にはリアサスペンションを装備したMTBの先駆けとなるRTSを発表。その性能が認められて、アメリカナショナルチームへ供給する事が決定しました。翌年には世界初の4バーリンケージ方式サスペンションシステムとしてLTSシリーズを発表、1997年、カーボンファイバーの一種であるサーモプラスチックを使用したフルサスペンションMTBを開発、1998年にSTSテクノロジーを応用したダウンヒルレースに特化したLOBODHを完成。さらにGTは現行モデルの原型となる、全く新しいサスペンションプラットフォームi-DRIVEを完成させました。そのプラットフォームを使用した世界最速のダウンヒルモデルDH-iよって、世界チャンピオンの栄光がGTにもたらされました。 |
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さらなる飛躍 2012年からはGTファクトリーレーシングチームに、MTBの歴史上、最も進化しているチームと言われるアサ—トンレーシングが加わりました。そして2013年、アサ—トンレーシングは新しくなったFURYとともにワールドカップ第一戦、第二戦と連続して兄妹でのアベック優勝という快挙を成し遂げ、快進撃を続けています。アサ—トンとFURYの地面に吸い付くような走りが世界のダウンヒルマニアの目を釘付けにしています。そのアサ—トンからのフィードバックは、ダウンヒルバイクのFURYだけでなく、定評ある i-DRIVEから更なるブラッシュアップを果たした新しいサスペンションシステム「AOS」、を採用した、New SENSOR、FORCEにも活かされているのです。 このようにGTは常にレースの最前線でトライ&エラーを繰り返し、開発へのフィードバックを続けてきました。世界最高の“FAST”なバイクを創る集団である事がGTの存在意義です。 |
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