AR Key Design  ~キーデザイン~

       
 バイクパフォーマンスの完璧なバランスを見つける事が、エアロロードバイク開発にとっては非常に重要です。エアロダイナミクス、フレームの重量、剛性、そしてライドクオリティー。風洞実験テストの数値を改善する事、軽量性とフレームの剛性を高める事だけに限りません。測定結果が全てではないのです。

 新ARを製造するにあたり、エンジニア達はスプリント、単独走行や登り性能だけではなくダウンヒルもこなし最高のパフォーマンスを実現する数々のユニークな機能を開発しました。新しく汎用性も加わったARは、従来のエアロロードバイクの可能性を超える完全なバイクです。

 ARのパフォーマンスをさらに高いステージへと導いた重要なテクノロジーとデザインのいくつかをお見せします。

 
 ARフレームのジオメトリーはロードライディングのみならず、タイムトライアルにも対応します。VGO( バリアブルジオメトリオプティマイズド)でシートチューブアングルを72.5度と78.5度に変更することで、ロードポジションに加えてトライアスロンやタイムトライアルに適したポジションに変更できます。また、フレームやシートポストを傷つけずにフレームにしっかりと固定するシートポストクランプ方式、FELT Internaloc(インターナロック)シートポストバインダーを採用しました。
   

 
 独自のクランプ方式がサドルレールをしっかりと固定し、ポジショニングを調整します。シングルボルト式でありながら、軽量かつ自在に調整可能です。
   

 
 空気の乱れを整え、空気抵抗を削減する為にツインテールフォーククラウンがヘッドチューブ下部の形状とフォーク上部を一体化させるデザインとなっています。フォーククラウン上部の広くとった表面積が路面の振動を軽減、さらに剛性を高め、ブレーキング性能を向上させます。
   

 
  ブレーキブリッジを排した事でシートステーの重量軽減を実現し、さらに地面の振動を側面に分散しながら緩和します。ツインテールデザインはブリッジデザインと比較してバランスのとれた剛性を保ちながら、衝撃吸収とエアロダイナミクス性能が改善しています。
   

 
   シートステーとシートチューブ形状が特徴的なギャップシールドリアトライアングルがフレームから回転するリアホイールへ流れる空気の流れを整えます。エアロリムの高さと幅に合わせて最適化したデザインがリアトライアングルの剛性、快適性、エアロダイナミクスを向上させます。
   

       

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